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ORGANIC DAY

12月8日は「有機農業の日」

みなさんはご存じでしたか?12月8日は、オーガニックデー!有機農業推進法の成立・施行から10周年を記念して、2016年に制定された「有機農業の日」なんです。

この記念日が制定されてから6年が過ぎましたが、日本ではまだ認知されていないのが現状です。毎年、事務局からはキャンペーン実施の呼びかけもありますが、いまひとつ盛り上がりに欠けているのが寂しい・・・。

足並みそろわず。。

有機農業を、オーガニックを広めたい!と思う気持ちが同じなのに、一枚岩になれない。いまひとつ、足並みがそろわないのが、オーガニック業界らしいなぁ、、と思うところ。

検索をすると、10月29日は【ワン(1)オー(0)ガニ(2)ック(9)】の語呂合わせで、岐阜県の清流みずほ認定こども園が「ワンオーガニックデイ」を記念日として制定したという情報が。

2020年10月に開催されたオーガニック業界の某会議、某協議会からは、10月29日【いー(1)オーガ(0)ニッ(2)ク(9)の日】の語呂合わせで「オーガニックの日」とする!?という呼びかけがあったり。(そういえば、あれからどうなったんだろう?)

日本農林規格協会さんは「毎月8日は有機の日」とし、取り組みに賛同する小売店などに、毎月8日にオーガニック商品のコーナーを設置して普及活動をされていたり。

そういえば、2014年から数年間は、Organic Trade Association(米国オーガニックトレード協会)が、アメリカの有機情報やUSDA認証オーガニック商品をご紹介するというキャンペーンを日本国内で行っていました。日本のオーガニックスーパーなどに米国産のオーガニック製品コーナーを作って、フェアを開催してもらったり、セミナーやイベントを開催したり。その時のキャンペーン名は「オーガニック・デー・ジャパン」でしたよね。

ヨーロッパのオーガニックキャンペーン

英国のSoil Associationは、2013年に「Organic Septembar(オーガニック セプテンバー)」「National Organic Month(ナショナル オーガニック マンス)」と呼ばれるキャンペーンを開始し、以来、毎年9月には有機農業を促進、普及させるイベントが各所で設けられています。

また、ヨーロッパでは2021年に9月23日を「EU Organic Day」に制定。2030年までに有機農業率25%とする目標に向け、さらなるオーガニックの普及、消費拡大のための施策に取り組んでいます。

さらに、ドイツとイタリアの2つの国内市場における EUの有機生産方法、基準と、EUの有機ロゴについて、消費者と企業の認識を高めることを目的としたプロジェクト「BEING ORGANIC in EU」もスタート。2022年~2025年までの、3年間のプログラムです。消費者をはじめ、生産者、流通業者、メディア、バイヤーなどに対し、ヨーロッパの有機農業に対する関心を高め、認知強化していくことが想定されています。

ヨコのつながり

昔から、日本のオーガニック業界ってどうもヨコのつながりが希薄でして。(※編集長個人の見解です)

それぞれ独自の主張やこだわりがあるので、独自路線をいく企業が多いイメージ。一致団結してオーガニック市場の規模を広げるより、この小さな市場を独占しようと、個々でがんばる企業が多いから、なのかなぁ・・・。

かくいう当社も、どこにも所属せず独自路線ですが。

「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに目指す姿として“耕地面積に占める有機農業の取組面積を25%、100万haに拡大”すると掲げています。1%にも満たない現状から、一体どうやって有機農業を拡大させる?

専門性を有する業界だからこそ、もっとヨコのつながりを。官民含め関係機関が協力することで課題を解決することができたらと感じています。

2023年のオーガニックの日キャンペーン、いつにする?何をする?

2023年8月31日追記:ORGANIC WEEK、はじまる。

日本オーガニック会議によるオーガニック推進キャンペーン「ORGANIC WEEK」が、今年からスタートしました。9月をオーガニック月間とし、日々の生活に存在するオーガニックなことを「ORGANIC WEEK」期間中に実行し、みんなでシェアし合い、オーガニックを今後さらに推進していくことを目的としています。
https://organic-press.com/news/organiccongress_news05/


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