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モンテッソーリ教育について学ぶ②

✅モンテッソーリ教育法

モンテッソーリ教育法においては、子どもたちは生まれながらにして知ることを強く求めているもので、思慮深く用意された支援的な学習環境の中であれば、自発的に学び始める力を持っていると捉える。
モンテッソーリ教育法は子どもたちを身体面、社会面、情緒面、認知面で発達させることを目指す。

モンテッソーリ教育理論は、基本的には子どもの発達モデルであり、その発達モデルに基づいた教育法である。
この発達モデルには二つの基本的原則がある。
第一に、子どもたちや発達途上の大人たちは、自己を取り巻く環境と相互作用することによって、精神的な自己の構築に取り組むものであると考える。第二に、特に6歳未満の子供たちの精神的発達には、先天的(生来的、生得的)な発達経路があると考える。
モンテッソーリは、自らの観察に基づき、その発達モデルに則って準備された環境の中で、選択と行動の自由を与えられた子供たちは、それぞれの最適な発達のために自発的に行動するだろうと考えた。

モンテッソーリは、人間精神の普遍的で先天的な特徴を見出した。
それは後に、息子であり共同研究者でもあるマリオ・モンテッソーリが1957年に「人間の傾向」として示したものである。
その正確なリストについては、いくつか議論があるが、以下に挙げるものが明確に特定されている。

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* 抽象化する
* 活動する
* コミュニケーションする
* 正確さを求める
* 探検する
* (環境に対して)操作する
* 秩序を求める
* 見当識を持とうとする
* 繰り返す
* 自分でやり遂げる
* 作業する (「目的をもって活動する」と呼ばれることもある)

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モンテッソーリ教育法では、これらの「人間の傾向」が、発達のあらゆる段階で子供たちの振る舞いの原動力になっていると考える。
そして教育とはその振る舞いに応ずるべきものであり、その振る舞いのために相応しい道具を提供すべきであると考えた。

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続く。

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