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18歳。初めてのMOTHER2

※注釈:できるだけネタバレは避けているつもりですが、
知りたくない方はプレイしてからで!!!

OKスカ?



MOTHER2 ギーグの逆襲。 1994年に任天堂から発売されたスーパーファミコン用RPGソフトである。 私が2003年生まれなので自分が生まれる約10年前のソフトである。 私達世代がMOTHER2を知ったのはこのソフトからが多いのでは無いだろうか。

大乱闘スマッシュブラザーズX。
2008年に任天堂から発売されたwii用ソフトで人気シリーズ「スマブラ」の第3作目。
当時エコポイントでwiiを買ってもらった私。学校でも最後の方だった。
友達みんなで1つずつwiiソフトを持ち寄って遊ぶ中で同じクラスの吉田(仮名)が持ってきてくれた。

ポケモン大好き人間だったので当初はルカリオを使っていたが、途中で参戦してくるネスに興味をもった。
なぜ途中参戦の強キャラポジションでクッパ、ドンキーを抑えてバットを担いだ野球少年が参戦するのか。
興味しか沸かなかったしなんだか使って見たくなった。
復帰の仕方が分からなかった。
てか未だにできない。むずすぎやろあれ。
その後、このキャラがMOTHER2というゲームの主人公だと知ったのは3年後くらい?
全員未プレイだからこのキャラがなんのキャラかしらないのだ。
私はその後、スマブラシリーズは3DS、SwitchとやっていくのだがMOTHER2をやるのは今年なのでまだ先の話。


MOTHER2をやりたくなったきっかけは「UNDERTALE」をやったことが大きいだろう。

UNDERTALE。2015年トビー・フォックス氏により開発されたRPGで当初はPC用ゲームで現在はNintendo Switch、PS4やXboxにも移植されている。

「誰も死ななくていい優しいRPG」
というキャッチコピーで知られ、プレイヤーの選択により様々なルートに進むストーリーが魅力的なゲーム。
去年に私はこのゲームをやったのだが正直人生ベスト3に入るレベルで好きだった。
短い人生でベスト3作るな。
全ルートやってないのにランクインさせんな。
※追記
Gルートやりました
10時間くらいかかりました

オーガニックの心の中のアンチは置いといて、とにかく衝撃を受けたゲームだったのだ。
そんなUNDERTALEを作ったトビー・フォックス氏が影響を受けた日本のゲームが「MOTHER」シリーズだと知り、これはやるしかないと。
そんなMOTHERシリーズで一番人気なのが2だと聞いたので2をやってみることにした。


さあ前置きが長くなってしまったがポテロング。
ようやくMOTHER2の話だ。

MOTHER2はプロデュース、ディレクター、シナリオを有名コピーライターの糸井重里氏が勤めていることで有名である。
ジブリシリーズのキャッチコピーを多く勤めていることでも有名だ。
となりのトトロの「このへんないきものはまだ日本にいるのです。たぶん。」や
もののけ姫の「生きろ。」など糸井氏を知らなくても聞いたことや見たことのあるキャッチコピーが多い。
MOTHER2をプレイして最初に思ったのはその糸井節。
モンスターのネーミングなどに大きく生かされている。
冒険を始めてすぐに出会う敵が「おんしらずなイヌ」
たまらんよね。
この独特なネーミングセンスはおそらく糸井氏にしかできないのだろう。だって最初のモンスターが犬だとしても普通は神話の動物とかにしたがるし、ましてや「おんしらず」なんていう二つ名はつけないだろう。

MOTHER2をプレイするためにwiiuを起動してダウンロード。
スタートボタンを押すと名前入力に入るのだがここも他のRPGより項目が多い。
「主人公」「女の子」「友達」「二人目の友達」「ペットの犬」「好きな食べ物」「かっこいいと思うもの」
そんなんいつ使うんだ?と思うものも入力させられるのだがすべて意味を成してくる。

↑わたしが入力したキャラ名など

直撮りですまない。
大体RPGをやるときは芸人さんの名前をつけたりする痛い人間なのだが今作は付けやすすぎた。
モリモト以外イメージが合いすぎてる芸人さんが多い。
友達一人目の真空ジェシカ ガクさんは我ながら完璧だと思ってる。
これだけ決める項目が多いと当時の小学生達は友達の名前つけたりもできるし、好きなアイドルグループの名前つけたりもできるし。
今でこそよくあるが当時は画期的だったのだろう。

私がこのゲームを遊んで特に好きだったところは敵を倒したあとの描写。

このように「おとなしくなった!」や「われにかえった!」など完全に倒しきってるわけでは無いのである。
と言っても私はゴリゴリ殺生していくゲームに少し苦手意識があり、そんな中で倒さなくていいUNDERTALEやおとなしくさせるだけのMOTHER2の世界観はとてもありがたい。やりやすーい。

もう一つ魅力として名言の多さ。
言葉を扱う人が総合プロデュースしているだけあり巧みな言葉で名言を残してくる。
私が一番好きなのはこれ。

おそらく18歳の今だからこそ一番刺さる。
普段から愛がほしいとか言ってる人間なので。
結婚はしないんですけど。
このような心に刺さる名言がさらっと出てくる。
MOTHER2のキャッチコピーが

「大人も子供も、おねーさんも。」  

キャッチコピー通り子供には子供に刺さる名言。
大人には大人に刺さる名言。
といつ遊んでも楽しめるゲームなのがとんでもない。

セーブするときは出張中のパパに連絡するし、ママとしばらく話していないと主人公はホームシックという状態異常にかかるなど子供らしさはさいこうにある。
世界観もファンタジー過ぎず空想のアメリカの中を少年少女がバットやフライパンで戦う、という妙にリアリティがあると思いきや、その少年少女たちは超能力が使える。というなんとも言えないアンニュイ感がどんどん引き込まれる要素なのかもしれない。


他にもレアアイテムドロップや始めて導入されたシンボルエンカウントシステム。
MOTHERシリーズ以外では無いHPのドラムロールシステムなど魅力的な点はたくさんあるのだが、この辺はプレイ動画が無いと説明するのが難しいので割愛させていただく。
すぐに知りたい方はYouTubeで実況動画を見るのもいいし、是非自分の手でプレイしてほしい。

特に、ラスボス「ギーグ」とのラストバトルは本当にこみ上げてくるものもあったし、どうすれば倒せるのかと少年少女の心に戻れるものを感じる。

現在だとwiiuのバーチャルコンソールやnewNintendo3DSのバーチャルコンソールで遊ぶのが一番遊びやすいが、この2つはいつサービス終了するか分からないので是非早めにプレイしてほしい。
※追記 
Switchで遊べるようになりました…!!!!!


エンディングまで泣くんじゃない。


※スクリーンショットは全て自分のプレイから撮影したものです。

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