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はじめまして

株式会社有機農園たかしま農場代表の上島一也です。

私たちは従業員数4名で、お米や雑穀を栽培する小さな農業を営んでいます。

父は3代目の農家で、平成16年から農薬や化学合成肥料の使用を抑えた特別栽培を始めました。

その後平成29年に法人化、株式会社有機農園たかしま農場として誕生しました。

私は以前、作業療法士として北海道札幌市の病院で勤務していました。5年前に札幌で出会った妻と結婚し一男一女をもうけ、2年前に就農。現在に至ります。

noteは、農業に関する事柄について書いていこうと考え始めました。

一般的な視点で見れば農業は斜陽産業と思われます。良いモノを作っても市場に出回る時には安く売られています。それは恐らく昔も今も、これからも大きく変わることはないでしょう。むしろ、どんどん高価格と低価格がハッキリしてくると予想します。

海外の農産物がTPPによって日本に入ってくると価格競争が起きますが、海外の低コストで品質の良いモノと戦うには圧倒的に土地条件のハンデが日本にはあります。

日本の農産物は売れなくなる。

そんな産業に入りたいと思う人はいるのでしょうか。

農家が農家である限り、衰退していく。農家は、農業経営者にならなくてはならない。技術をもった、農業経営者。

つまり今の若者農業者がやることは、先代が積み上げてきた技術を、1950年代の栄養価の高い野菜の作り方を、もう一度リバイバルすること。

今ある財産を使い切る、或いはコストをスマートに削減することではありません。

リバイバルする為には、農業を科学的に捉えて、評価・仮説・検証を行うことが必要。それをブランディングしてロールモデルを作る。これが急務だと私は思います。


このnoteが、その一端を担えば私としては本望です。

2020年3月1日

コロナウィルスで外出自粛、2日目。静かなダイニング。




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