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交通騒音。認知症リスクを高める可能性あり??

新しいデンマークの研究では、

交通騒音にさらされていると、すべての原因による認知症、
特にアルツハイマー病の発症リスクが高くなることが示唆されました。

今まで数多くの研究が、
肥満、糖尿病、冠状動脈性心臓病など、
様々な健康状態と騒音公害を一貫して関連づけています。

しかし、騒音が認知症に与える影響を
研究したのはなかったように思います。

この記事によると

過去の実証実験で騒音による睡眠の乱れは、
酸化ストレスの増加、免疫系の変化、
全身性の炎症の増加と関連していることが
示唆されています。

睡眠は精神的・認知的に回復するための重要な時間帯であるため、
夜間にこのレベルの騒音にさらされることは特に問題です。

2004年から2017年の間にデンマークに住んでいた
60歳以上の約200万人の成人を対象とし、
研究者たちは、参加者全員の居住地の住所について、
道路交通騒音と鉄道騒音への曝露を推定し、
建物の最も曝露されている側と
最も曝露されていない側に着目したそうです。

この間、103,000人以上の新規認知症患者が発生し、
この調査データをさらに分析したところ、道路交通や鉄道からの騒音は、
アルツハイマー病をはじめとするすべての認知症のリスクを高めることが分かった。とのこと。

騒音にさらされ続けると、
マウスの海馬でアルツハイマー病の神経病理学的変化を引き起こす
可能性のある重要な遺伝子の形成が活性化されることが、
いくつかの動物実験で示されています

また、騒音対策が行き届いている都市と
そうでない都市での違いもあるようです。

ずいぶん前に、安曇野にいる友人宅に泊めてもらったとき

寒さ対策でしたが、2重窓になっており防音効果も感じたものです。

今後住む場所を考えるときに、騒音対策も考慮したい点になります。

ただ、この研究の限界として、
個人の認知症発症リスクに重要な役割を果たす
生活習慣に関する情報が含まれていないことが挙げられます。
また、空港からの騒音、産業活動からの騒音、
職業上の騒音曝露については考慮されていません。

しかし施設の夜勤をしていると、外の交通騒音は気になります。

勤務していた建物は、通りから道一つ離れていますが、

夜間のクラクションなどは、ドッキとさせられます。

いずれにせよ、睡眠を妨げる光や音には注意深くなりたい

と感じました。

最後までよんでくれて、ありがとうございます。
あなたにとって、今日も良い1日に、なりますように♪
心からの感謝をこめて

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