―  第百五十一話 取っ手の悲劇 ―

 ああ、見るがいいさ。
 よぉく、見るがいい。

 取れた取っ手ってやつをよ・・・

 『無用の用』なんて言葉とどんだけ無縁だか。

 恥ずかしくなんてないさ。
 誰だって、一度は取れるだろ?

 それが今回は俺に起こっただけのことさ・・・

 ああ・・・
 なんかもう、人生終わったな。

 ・・・明日、晴れるかな?
 いや、そんなこともう関係ないかぁ。

 ・・・アフリカで、バッタが大量発生してんだって。
 
 ふぅ~。
 あ、そうだ。
 あの、あれだ。どっちが正解なのかな?
 ヴァイオリンとバイオリン・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?