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シリコンバレースタートアップMODEの変化への対応まとめ

7月末に掲載された日刊工業新聞のインタビュー向けに作ったMODEの「働き方・事業モデル−変革」のノートを共有。半年前の行動の結果がいま出てきている!!

1)サービス開発
■事実と事象
・3月下旬にに中国でのwith/アフターコロナの話をSUKIYAKIコミュニティメンバーから聞き戦略を策定
・指数関数的な変化への対応
・デジタルとアナログの均衡化
 ->デジタルは集中、アナログは分散
 ->バーチャルは集中、リアルも分散

■MODEの対応
・今までやっていたプロジェクトをすべて停止
・小規模の新しいマーケット・トレンド毎のチームに組み換え
 ・スプリント開発で一気に顧客に提供できるレベルまで持っていく
  - サービス提供開発例:MODE ROBOT CLOUD
   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000035514.html
・COVID-19の影響の大きい業界へのソリューションは回避
・一過性のものには振らない

2)自社の働き方視点
■事実
・シリコンバレーオフィス、東京オフィスともは3月中旬から外出自粛例に先駆けてWFHを推進
・オフィスからディスプレイや椅子などを持ってきて自宅で利用

■MODEの対応
・ツールはAsana、Slack、GoogleMeet
・今までUS、東京で分離してWeekly MTGやっていたものを統合
->誰が何やっているか分かることとMTGを気軽に作れる様にファシリテート
・雑談や気軽に合わせる機会を作るためTTT(Tokyo Tea Time)やSTB(SanFrancisco Team Break)、TGIFを開催
-> 動物将棋やインスピレーションクイズなどレクリエーションも入れる

3)対お客様とのコミュニケーション、セールス・マーケティング
■事実
・展示会の中止
・F2F商談ができない
・オフィスに呼べない

■MODEの対応
・インバウンド&インサイドセールスに100%切り替え
・Hubspotをフル活用しニーズの汲み取り->WEB化->PUSHのサイクルを
・プレスリリースを駆使して、プロモーションコストを最小限に
・顧客の稟申や起案についてはSlack等を駆使してサポート
・スマートセンシングオンラインでのオンラインセミナーに成功
 ・申込者:約1200名、その後の資料DL;300件オーバー
・緊急事態宣言下でオンラインアポイント率20%だったものが経済再開に伴い5-10%に低下、F2F商談希望も増えた
・問い合わせはデジタル化慣れしていた若い担当者が多かった印象、一方で経済再開により社内決済で苦戦している模様
・オンライン展示会やMTGは本当に効率が良い、そしてコンテンツのクオリティの向上が何より大事

https://www.youtube.com/watch?v=eJF8cKY31A8

まとめと今後の展望
・スタートアップとしてはオンラインでのビジネスは非常に効率が良い
・オンラインMTGのコミュニケーションには実は注意が必要
・ウェビナーやオンラインコンテンツは一気にコモディティ化。クオリティ重視な世界に。
・USは更にデジタル化が進む(日本は。。。?)
・デジタルは中央集権、アナログは分散に確実になる
・アウトプット(もっといえばアウトカム)重視の時代が確実に来る(個人技が余計に目立つ)

大企業でもスタートアップでも経営層や会社の方針、個人としても、アフターコロナの世界で生き延びる事を考えているかでハッキリと次の10年がわかると思う。

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