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深い話には種類がある

情報加工社会

人は昔ほど話をしなくても良い状況にはなっている

これまでは情報を手に入れるには社会に馴染んで、色んな人との距離感も良き状態に保つ必要があったと思う

今やインターネットで基本的な情報は手に入る時代
どの社会でどういう距離感で進んでいくのか、それさえも取捨選択が必要になっている気がする
さらに手に入れた情報をどのように加工して提供できるか、それらのチカラが試されていると思える

とは言っても、そもそも社会はそういうもの
情報は基本的に加工して相手に渡すもの、それがマナーだ
「わかりやすさ」を筆頭に、パーソナライズ、ポジショニングなど、今や当たり前だと思えるものも、明示化しなくても社会としては機能していた

情報加工のツールが進化し、誰にでも情報加工ができる時代になっている
だから誰でも情報加工は身近であり、そのメリットやデメリット、社会への影響も含めて常識になっている

情報加工のプロセス

情報加工がやりやすくなると、どのように加工するか、という話になる
ちなみに人にわかりやすく伝える構成は見つけているので下記の記事を紹介今回の記事では、こういう考えがあるんだなぁでわかれば良い

構成も情報加工の一つであり、よもや演出と言える
面白いとか興味が湧くものは、伝えやすい構成で伝えられる内容にこそチカラがあると考えられる
そして面白み、興味を惹きつけるのは「考察系」だと思う

考察系と聴いたら、ネットとかYoutube動画でよくあるものだと考えがちですが、社会の中での伝聞では、その加工が人を惹きつけ、新たな伝聞を生む原動力になったと思う

それではどういったものが情報加工となるか
まずこれは私の考え方だし、信じていることですが、この考えを通して情報加工を説明
まず人間の基本の思考のフレームワークを「ブリコラージュ」だと考える。簡単に説明すると、手元にある様々な要素(言葉、比喩、経験など)を組み合わせて、新しいものを創造する行為

基本的に課題があって、それを解決するために行われる思考「ブリコラージュ」

また「観自在」もあるが、これもこの記事では、そういう考えがあるんだな程度で大丈夫です

さらにブリコラージュは思考の基本フレームワークですが、そこにはもちろん記憶がありますから、その記憶からスキルを利用して、課題解決も図ることができる

フレームワークの中でスキルも利用して課題解決を図る

上記のような流れで課題解決を図るということは、組み合わせてデザインしているという事です。つまりココこそが思考の中で情報を加工している部分と考える


深い話とは

思考のフレームワークで情報加工が行われることを紹介した
つまり考察系と呼ばれるものは、この思考を経て行われていると考える

そして考察系で行われる話題展開の中で興味を繋げる展開こそが「深い話」と呼ばれるものだと考える

例えば「深イイ話」という番組の中でMCの島田紳助が
大人になると時が過ぎるのが速いと言っており、これに対して長く感じるようになるにはどうすれば良いかという問いを提示。

その答えは子供のころにあると言って、かつて子供のころ、夏休みがあり、夏祭りがあり、その中で友達と遊ぶとか、お出かけするとかそういうイベントがたくさんあったと。そしてそれは本当に楽しみで、かつ楽しかったものだと言っており、同じ事を大人になってもやればいいというもの。

そしてそれは楽しいものに参加するのではなく、楽しいとわかるイベントを先に日程を決めて、それを「待つ」というもの。そうすればイベントは「待つ」ことも含めて楽しいが持続され、子どもの頃の様に、人生が長く感じるというもの。参加していた演者のみなさんも納得していた様子だった

というように、子供のころの思い出一つを、一つの課題解決を図るために捉え直して「利用」するという考え方を、誰かと共有した時に面白みや、その考えは「深い」と感じる

島田紳助がやっていたのは、誰でも体験したことがあることから、捉え直して再発見するような展開。これは人間の知恵と考えられる>>>A

そしてもう一つが、教養から展開される「深い話」。専門家が過去から積み上げてきた知識から言える事と、今の課題に対して知識を通してどのようにアプローチすべきなのかだったり、自分はさらにこういう考えができそう、だったりで展開する。専門と言ったけれども文化でも展開できると言える。
これは同級生と話する際の、同級生との昔話から今何をやっているかも含めて、ある種友達という距離感だから得られる知識を展開して話を進めていくわけだから。もちろんここにも知識プラス自分の経験も織り交ぜながら展開していく話は役に立ちそうで「深い話」になれる>>>B

人の知恵のAパターンと、教養の提供のBパターン

さいごに

昔ほど誰とでも距離を詰めなくても良い時代にはなったが、それでも人と人同士で互いに信頼し合える、距離感や関係性について、社会性のある動物である人は探していく方が良いと思える

SNSや技術あるツールを通して、繋がることはもちろん先ほどあった「深い話」など誰にでも興味を持ってもらえる人間の知恵のようなパターンだったり、教養ある人と同士で繋がる「深い話」のパターンもあって、使いこなせたら距離感を保つコトに重宝すると思う

ここまで語っている私はもちろんAパターンが得意で、Bパターンはスキルやらなにやらなくて、困り果ててます。40代以降もバカで訊いていく感じは通用するのか、、、

ま、これも実験ですわw


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