日本に続々と半導体工場進出!ムーアの法則の限界と生成AIの常識の変化とは!?
今、半導体業界は何が起きているのでしょうか。
「SBIと台湾力晶 宮城に半導体工場」の記事では、台湾のPSMCはSBIホールディングスと半導体工場を宮城県に建設する方針を固めたそうです。
九州にTSMC、北海道にラピダス、広島にマイクロン、そして、宮城にPSMCの半導体工場ができることになります。
外側からどんどんと日本の内側に向かって半導体の勢力図が広がるほどにこれからの半導体の時代をほうふつさせるニュースだと思いました。
しかし、ムーアの法則の限界が最近は取り沙汰されています。
もう一つの記事、「エヌビディアを生めるか」でこう書かれています。
「半導体の世界ではトランジスタ素子の数が2年で倍増するというムーアの法則が60年近く続き、物理的限界を迎えつつあるともいわれている」
一体半導体業界は何が起こっているのでしょうか?
記事には以下のことが書かれていたので、新たな発見でした。
「AIについてはここ1、2年、スケーリングが新たに定着しつつある。学習の規模が大きくなればなるほど、AIの性能は向上するー。当たり前のようにも聞こえるが、世界では最近まで、AIには超えることのできない限界点が存在するだろうと考えられていた」
これを覆したのが生成AIのチャットGPTで、半導体はこれから飛躍していく業界なのではないか、というのが今の期待値であり、世界、また日本での動きなのかもしれません。
それなのに、TSMCの92歳になるモリス・チャンさんは10月に半導体産業の現状を踏まえて「自由貿易は死んだ」と訴えたそうです。
「エヌビディアを生めるか」の記事でその部分と日本の半導体産業に関して重要なことを書いていることに深く考えさせられました。
次の文です。
「問題は補助金競争で技術革新が起き続けるかどうかだ。経営学者ピーター・ドラッカーは企業の使命は需要と顧客を創造することと書いたが、日本の半導体産業はどうだろう」
はじめに半導体工場が外側から内側にかけて、徐々に勢力図が広まり、嬉しいように書きましたが、その裏で補助金で技術革新を起きなくさせているのであれば今後の半導体業界のゆくえがわからなくなってしまいます。
とはいえ、雇用が生まれ、生成AIという常識を覆すものがでています。まだまだ予測はわからないのが現状かもしれません。
#半導体 #エヌビディア
#SBIホールディングス