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副鼻腔炎の手術 Vol.10


退院までの道のり①

鼻の詰め物がなくなり、空気の通りが良くなると
1日も早く退院したいな。思いが強くなりました。

手術前、1週間くらいかなぁ。と医師に告げられていましたが
手術日翌日から、体は元気だったので
詰め物が取れたら、その日に退院出来たら良いなぁ。と
うずうずして病室で過ごしていました。

なぜなら
やることがない

もうやることない。
テレビもつまらない
持ち込んだ本も読み終えてしまった。
アマプラもずっと見ているのは辛い。

普段の生活に戻りたい。
家に帰りたい。
こんなに元気なのに、病院から出れない。

痛みより、貴重な時間を
ダラダラ過ごしているのが、辛かった。

退院までの道のり②

詰め物は取れているが、まだ臭いは戻ってきません。
医師からの指示で「鼻うがい」を定期的にしてくださいね。
手術直後なので、朝・昼・晩 3回は最低でもしてくださいね。

「鼻うがい?」
聞いたことはあるが、実際にはやったことがない。

病院内のコンビニへ行き
鼻うがいのキットを購入


小林製薬 ハナノア

さっそくやってみる。

ふがっ

ふんっ

だらぁ~

これうまくできているのかな?

鼻の穴に差し込めるプラスチック製容器に
専用液体を入れ
鼻へ差し込み

ブシュっと、液体を入れ
鼻の奥を洗うという行為なのですが、
ぜんぜんうまくできませんでした。最初は。

容器に液体が逆流してきちゃうし
血混じりの液体が、容器へ入ってきちゃうし

あんまり顔を上に向けると、
耳へ液体が行ってしまい、良くないとか。

慣れるまで結構難しい。

うまくできているか不明ではあるものの
鼻うがいの後、やさしく鼻をティッシュでかむと

ドばぁ~っと
赤黒い血混じりの鼻水が出ました

オイオイ大丈夫かこれ。

メスで切ったとこ、開いたのではないかコレ???
ってくらい出ました。

後に回診で来られた医師に聞いてみると

顔中、詰まった副鼻腔が通るよう削っているのと
軟骨を削るため、粘膜を切っています。

止血でかさぶたになっているのが剥がれてきますので、
それですよ。
もし鮮血として垂れてきたら、詰め物しないとですので
鼻かむときは、優しくお願いしますね。

絶対、優しくかむ。
詰め物生活には戻りたくない

看護師さんにも、うまく鼻うがいできているか
微妙なんですけど。。。と聞くも
コツもあり、慣れるしかないので
頑張ってくださいね! と告げられ、なかなか解決策が見出せず。

結局、うまく鼻うがいができた!と感じたのは、
退院後、別のキットを使用してから。

パッケージ破損で、まさかの半額でゲット

この大きいやつは、たくさん液体が鼻の中を
巡るので、洗っている感がすごいデス。

退院の日

土日を挟み、新しい週になりました。
病院生活6日目

朝、医師が診察に来られ

出血・痛みもなさそうなので、大丈夫ですね。
明日退院で行きましょう!

待てまて~い!
明日じゃなく、今日で良くないかい???
(ちゃんと、今日はダメですか?と実際は聞いてます)

今日退院したいですか?
分かりました、諸々書類やら準備あるので
午後になると思いますが、では今日退院で行きましょう!

うっしゃー!
退院じゃぁー!

もう今日退院できると思って、
帰り支度、ほとんど済ましてんねん。
もうあとは、退院OK待ちだったんやで!!!

退院許可が下り、着替えを済まし
今か今かと、退院書類の到着を待ちます。

病棟の看護師さんには、情報伝達が後手になったようで
いつも通りの、経過観測に来られましたが
あれ? 今日退院するのですね。
準備しまーす。 急な段取り変更になっていたようです。
(すみません)

当日退院許可だったため、時間はかかりましたが、
お昼13時頃、諸々の書類と大量の薬
過度の運動不可・飲酒は当面控えるなど説明を受け
ようやく退院として、病室を出ることが出来ました。

ナースステーション前で、担当してくれた皆さんに
ご挨拶を済ませ、病棟階とはお別れ。

あれ? 会計は?
最後、ここに寄ってくださいね。って言われなかったけど
どうしよう。

退院受付に行けばよいか。とりあえず。
さすがに手術・入院・治療費をバックれるということはしない。

以前、外来診察のお支払い順番を待っていたら
前の方が、何年も前の緊急手術&入院代を払うのを失念していたらしく
当日の診察代と以前の請求
併せて、とんでもない額、レジディスプレイに表示されていたのを
思い出しました。

病院の費用、もし年利があったら恐ろしいな。

さて退院受付窓口で、お支払いを済ませ。
ようやく外の世界へ。

空気が冷たい!
無事に帰れる!

普段、クルマで病院へ来ていますが、
入院は、電車で来ていました。

駅までは少し距離はありましたが、
ゴロゴロ生活が続いていたももの、歩けるし、体力も問題なさそう。

電車を乗り継ぎ、無事に自宅へ。
ようやく入院生活が終わりました。

最後に


自宅に帰り、2週間後の経過観測まで
実は、味覚嗅覚は戻りませんでした。

毎日鼻うがいで、血混じりの鼻水は出て来るも
ぜんぜん臭い・味が分かりません。

味覚嗅覚は戻らないかもしれない。が
当てはまってしまったのでは?と恐怖感がありました。

2週間後の診察で、鼻うがいでは取ることができない
固まったカサブタ(血)を、吸い取ってもらったところ
ジワジワ臭いが戻りました。

医療行為で吸い取られ、取っていただいたカサブタは、
想像以上に大きく、鼻の穴にへばりついていました。

この治療後は、味覚嗅覚が戻り
数年ぶりに、何もかも美味しく感じる食事が採れています。

再発防止のため、定期的な通院は続いていきますが
手術を行ってよかったです。

放置しても生死にかかわるものではありませんでしたが
におい・味が分からないは
QOLを恐ろしく低下させてくれました。

私は
町の耳鼻科×2
大病院×1
大学病院×1
手術まで長い道のりでした。

もし同じようなことで悩んでいる方がいましたら、
耳鼻科へ行ってみてください。

それは、ただの鼻づまりではないかもしれません。

おわり

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