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#20【業界研究】テレビ業界

はじめに

こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。

今回は、テレビ業界の紹介になります。
ほとんどの人が日常生活で関わっているテレビの業界構造や、代表的な職種、企業について紹介しているので是非、最後まで読んでください。
そもそも「業界研究が何か」についてはこちらの記事にてまとめていますので、これからの人は確認してみてください!

テレビ業界とは

テレビ業界は、皆さんご存知の通り日テレやTBS
などのキー局や、地方局で構成される業界です。
市場規模は約2兆5,654億円と、そこまで大きくありませんが、人気業界にも関わらず毎年選考時期が早く、各社の採用人数も少ないため、
非常に倍率の高い業界となっています。
テレビ局は、広告主から広告代理店経由でスポンサー料を受け取り、番組制作を行います。
広告主は自分たちのCMが多くの人の目に触れることを期待して、
GRP(PRP)と呼ばれる視聴率を基準にテレビ局にお金を払うため、高い視聴率を獲得できれば効率的に売上を立てることができます。
テレビ局各社が視聴率争いに凌ぎを削っているのはこのためです。
広告主からのスポンサー料から番組制作費を差し引いた金額がテレビ局の収益になります。
最近はテレビ離れが進んでいる、
など言われていますがその影響力は以前として強く、認知獲得のための広告施策としてはテレビCMが主流の状態が続いています。

主な職種

テレビ局の総合職は、アナウンサーは別として
報道、制作、技術、営業、編成、総務の部署間を異動して様々な業務経験をするのが一般的です。
それぞれについて簡単に紹介していきます。

報道

ニュース用の取材、制作業務ドキュメンタリー番組の制作という2つの柱があります。
事件や事故、政治ネタに街ネタなどさまざまな情報を収集して視聴者に伝えます。
自分が集めた情報や意見が、電波に乗って多くの人に届く点が魅力です。

制作

いわゆる、ディレクタープロデューサーと言われるような職種です。
番組の制作に必要な経験を培い、演出指示などを行って番組を作り上げていきます。
先述の通り、テレビ局の業績は視聴率に大きく左右されるため、制作に携わった番組が高視聴率を獲得すれば大きなやりがいを得られるでしょうか。

技術

カメラマン、音声スタッフ、照明、編集など、
テレビ番組を制作する上で必要な専門性を持った職種です。
大学時代に特定分野を専攻して就職する人もおり、
制作会社に外注するケースもあります。

営業

広告代理店と組んでCM枠を広告主に営業する職種です。CM枠の中には当然視聴率が見込めるものとそうでないものが存在し、高視聴率帯のCM枠は人気が高く、値段も上がります。
高視聴率帯の枠をいかに高く売るか、
または低視聴率の枠をいかに価格を保って売り切るか、が重要となります。

編成

いわゆる番組表を作り上げる職種です。
バラエティやスポーツ、報道、ドラマなど、多様なジャンルのテレビ番組の企画、予算配分、放送時間帯を考える、いわば中枢といえる職種になります。社内のほぼ全ての部署と関係を持ち、視聴率の傾向を分析して適切な番組を適切な時間に配置します。

総務

人事や経費など、会社を下支えする職種です。
経営に携る重要な職種であると同時に、経験することで全社的な視点を手に入れることができます。

代表的な企業

ここからは代表的な企業を3つ選び、紹介していきます。

日本テレビ

業界1位は三冠王を取り続けている日本テレビです。三冠王とは、
・全日= 6~24時、
・プライム=19~23時、
・ゴールデン=19〜22時

の3つの時間帯の平均視聴率でトップになることです。
従業員数は約1,300人、平均年収は約1,300万円と高水準で、就活生からも高い人気を誇っています。
昨年度の売上高は約4,000億円です。

TBS

TBSは日曜劇場で有名なドラマに強いイメージのあるキー局です。
従業員数は約1,150人、平均年収は約1,500万円とキー局の中でも高水準です。
昨年度の売上高は約3,500億円と、日本テレビに迫る勢いです。

テレビ東京  

テレビ東京は、日経新聞社が親会社のため経済ニュースに強い局です。
ユニークな番組も多く、他の局とは一風変わった魅力があります。
昨年度の売上高は約1,600億円、従業員数は約750人と少数精鋭部隊です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
特番の時期や担当番組によってはかなり激務になるテレビ業界ですが、その分年収は一級品。
もしかしたら素敵な出会いがあるかもしれない
ある意味他の業界とは違った魅力のある企業群です。
気になる方はぜひ受けてみてください!

タクミ

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