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#14 【業界研究】損害保険業界編

はじめに

こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。
今回は損害保険業界についてまとめました。
私たちの生活の中で欠かすことができない保険。
それを専門に取り扱う業界・企業の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。
そもそも「業界研究が何か」についてはこちらの記事にてまとめていますので、これからの人は確認してみてください!

損害保険業界とは

そもそも損害保険とは、他者や他人の所有物に損害を与えてしまった場合に、その損害に対して保険金が支払われる保険のことです。
個人で言えば自動車保険や自賠責保険、火災保険に傷害保険など、
法人では、PL保険やセキュリティ保険など、さまざまな種類の保険から構成される市場は国内で約13兆円の規模となっています。

損害保険業界は具体的な保険の内容を考える損害保険会社と、
その保険を顧客に販売する専属代理店(1社の保険会社のみと委託契約している代理店)・乗合代理店(複数の保険会社と委託契約をしている代理店)から構成されています。
損害保険会社の中に営業機能があり、直接販売を行うケースもあります。

損害保険会社の収入源

損害保険会社の主な収入源は3利源と呼ばれる利ざやと、資産運用益です。

  • 利差益
    予定利率によって見込んでいた運用益よりも、実際の運用益の方が上回っていた場合に発生する利益です。

  • 費差益
    保険会社が見込んでいた事業費(営業活動費・営業管理費・一般管理費)よりも、実際の事業費の方が少ない場合に発生する利益です。

  • 死差益
    予定死亡率によって見込んでいた死亡率よりも、実際の死亡率の方が低かった場合に発生する利益です。

  • 資産運用益
    上記のような保険料収入の一部を使用して国債、社債、地方債を購入し、安全性重視の資産運用を行って利益を出すことです。外国証券や株式を運用することもあります。

代表的な職種

次に、保険会社の代表的な職種について紹介します。

  • 営業部門
    代理店への営業・販売支援や契約手続きの対応を行います。代理店を介さずに直接顧客とやりとりする場合もあります。

  • 損害サービス部門
    事故や災害に見舞われてしまった契約者との連絡や保険金査定、支払い手続きの対応を行います。

  • 損保代理店営業
    損保会社の代理人として、保険商品の営業、契約手続き対応などを行います。
    代理店で保険商品の説明や契約を行うためには損害保険一般試験に合格する必要があります。

代表的な企業

次に損害保険業界に位置する代表的な企業を紹介します。

東京海上ホールディングス

従業員数約880人で構成される業界1位の企業です。
2021年度の売上は3兆8000億円にのぼり、平均年収は1,400万円超えと高水準です。
特徴として海外事業での圧倒的な強さが挙げられます。
2021年3月時点では、46の国と地域に918の拠点を設けており、グローバルネットワークを確立しています。

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

従業員数約400人で構成される、業界第2位の企業です。
2020年度の売上は3兆6,090億円、平均年収は約1,100万円です。
保険事業という公共性の高い事業を中心に、社会課題を解決し社会への価値を提供するとともに、我々自身も売上や利益といった価値を享受するという、ビジネスモデル「価値創造ストーリー」を掲げています。(企業HPより)

SOMPOホールディングス

2021年度の売上高は3兆2,157億円を誇る業界3位の企業です。従業員数は約470人。
平均年収は約1,100万円と高水準です。
日本初の火災保険会社として誕生した背景を持ち、「身を挺してお客さまを守り抜く」という保険会社としての強い使命感は、当社の130年の歴史のなかで継承され、現在の経営理念につながっています。(企業HPより)

終わりに

いかがでしたでしょうか。
長い人生の中で必ずと言っていいほどお世話になる保険。
いざという時に頼りになるだけでなく、金融商品としての魅力もあります。
これらに関する知識を深め、あるいは商品を作り、企業や個人にあったものを提案していく。
そんな仕事に興味がある方はぜひ深掘って調べてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タクミ

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