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ギフトフォーユーの元ネタはアレです

言わんこっちゃない、気を抜いたら放置です。
けどね最近は色々と忙しくしてたので仕方ない。
ライナーノーツ3曲目、書くぞ。

これは「音楽、やったるで!」と言う曲。
心意気的には割と20歳前後の頃と近いというか、
ミスタニスタでグッドミュージックやるんじゃい!おらおら!みたいな感じなんやけど
これまで積み上げたの経験やそれらを通して染み付いた感覚が無いと書けなかった歌詞だなと思っている。

唐突なクソデカビッグセンチメンタルで恐縮なんですが
「自分が音楽することって、結局逃げなんだろうか?」
「学校行けないことを正当化するためにバンドに傾倒してた節があったけど、今もそれと同じなんだろうか?」
みたいなことをたまに考えてしまうわけです。

なんか成長してるようで成長してないと思うし、未だに結構遅刻するし、こないだも再配達依頼しておきながらそれを忘れて出かけてしまって凹んだりと相変わらずな感じではあるんですが「少なくとも100%逃げでは無いな」と今は思っている。
もしかしたらこれから先、また考え方は変わるかもやけど、自身の感性と上手く向き合うために色々作っている。今のところ。

音楽をやることに対するスタンスもここ数年で随分と変わったように思う。
売れる売れない、といった二元論じゃなくて、自分だったり自分みたいな人が聴いて「お、似たようなやつおるやん。こいつも大変やねんなぁ」的な気持ちになってくれたら何かもうそれで良いや、と。
人様に!とか、社会に!とかそう言うのでは無くて自分自身だったりそれによく似た感性、状況の人にとって何かしらになればええな、みたいなね。
故に問わず語りで上等なんです。
(カッコつけてますが、ちょっとだけ嘘です。二元論では作ってないけど、たくさんの人に聴いてもらえたらそりゃ嬉しい。出来れば問われて語りたい。)

またしても話は変わります。
私、器用貧乏と言われること割と多いのですが、むしろ逆。結構不器用な方である。ドリブルとかマジで苦手。会話をはじめとする社会生活もめちゃくちゃ脳味噌フル回転。あまりにキツすぎるけど面白い人間になりたくて、「ウケる技術」という本を買って読んだことがある。殺してくれ。
尚且つそこに対する劣等感も相応にあるので、なんか一個尖れるものが欲しいと常々思うし、そういうのを持ってる人をみると普通に嫉妬する。

ただその気持ちを抱えて過ごすのが嫌なので、何か尖れそうなものは無いかと色々模索するわけです。そんな中で色々やってみた結果、歌うことなのかなぁと思っている。
なんてったって、人生で1番長い期間好きなままなことなのでね。
正直ピッチもリズム感も甘いし、全然Misiaの方が凄いけど、どうせ尖るなら好きなことが良い。頑張れるけんね。
そしてミスタニスタはめちゃくちゃウエムラの歌を大事にしてくれるバンドなので、それに全力で応えたいという思いもね、結構ある。

そんなことを思いつつこの曲の歌詞を書いたんですが、この曲もなかなかこれまでに無いアプローチで割と困った。
「どないしよ〜雰囲気はダークやしそっちに寄せてそれっぽい感じで行くか?」とも思ったけど、先ほどの話を踏まえると若干シニカルに再スタートを切るような感じにしたいと思い立つ。且つ、どうせならこれまであんまり意識的にやったなかったことを意識的にやってみよう、ということで
ちょっと無理がある語感を歌い方でねじ込んでみたり、結構盛大にガナってみたりと個人的には歌の側面でも挑戦してみた曲ですね。

改めて読むと少し小っ恥ずかしい表現もあるんやけど、急にアクセル踏み込んだ車のタイヤがキュルキュルってなるように、勢いつけて踏ん張る時ってのは多少空回るもんやろって、ことでメンタルを着地させている。
というかね、これまでやったことないこととか、出来んかったことをやろうとする時って大体散々なスタートだと思うんです。こうしてライナーノーツを書いてる今も「うわぁ〜痛いと思われそ〜」と不安になる。思っても言うなよ、先に言うとく。言うとしても優しく言うてくれ。

話逸れたけど、そういう足掻き倒してる時の「うわぁああああ!」という気持ちは超絶しんどい。
これは完全に俺的真実なのですが、そこから逃げるために全力疾走してたら、案外何とかなってるものじゃありません?
そして何とかなっていることに気付くのって往々にして後になってからなので、多分これで良いのだ。
というかそうでないと人生あんまり救いがないのでそうであって欲しい。

それでいうと自転車もそうやな、転ばんようにするために漕ぎ続ける、みたいな。
自転車で思い出したけど、5歳くらいのとき補助輪を外して自転車の練習をしてた時期がある。みんなあるか。
で、しばらく練習してたら急に乗れるようになり、走り出せたのは良いけど、余裕なさすぎでパニックになり、ブレーキの存在を忘れ、苦肉の策でご近所さん宅のブロック塀に激突して力技で停車したことがある。
あれは最悪だった。
腕は擦りむくし、服が汚れて親には怒られたし本当に最悪だったな。
ブロック塀で停車ってなんやねん。指先にクッと力を入れんかい、クッと。

けどまあ乗り続けてるうちに自転車も乗れるようになったし、バイトも続けられるようになったし、仕事も飛んでないし、嫌なこと言われてもその場では受け流せるようになったし、慣れるまで踏ん張れたら何事も何とかなるはずです、本当に何とかなってるのかは知らんけど。
(自転車乗れるようになっても事故ることはあるので気をつけてね、本当に)

ダラダラ関係ない話しちゃいましたが
曲調と言葉から感じる印象とは裏腹に、実は前向きな曲なのよ、この曲は。
「逃げてるのか突き進んでるのかよくわからんが、とりあえず動き出してはみるぞ」っていう、そんな歌。
後ろ向きで全力疾走、みたいなね。

気分と情緒とちょびっとのモラルを大事に出来ているのであれば、勝手に自分で定義した「こうあるべき」から恐る恐る踏み外してみるのもいいじゃないですか。アカンかったら一緒に猛省しましょう。

P.S.
タイトルはドラムのビート感から何故か例のあのサイトにおける動画開始前の広告を想起したのでつけました。元ネタわかるやつは仲良くしよーぜ

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