Jリーグを知るために!選手紹介(ガンバ大阪編)

 かつてJリーグを2回、ACLを1回など数々のタイトルを獲得し、Jリーグ屈指の名門クラブの1つとされるガンバ大阪。しかし、2015年に天皇杯のタイトルを獲得して以降は無冠のシーズンが続き、躍進を果たした昨季もJリーグと天皇杯ともに準優勝に終わった。今季は低迷しているものの、積極的に若手選手を起用し、世代交代を図っている。今回はそんなガンバ大阪の予想スタメンの11人の選手たちを紹介していきます!

GK 1 東口 順昭

 2014年にアルビレックス新潟から加入するとすぐに正GKに定着。的確なポジショニングと驚異的な反射神経でビッグセーブを連発し、加入初年度からチームの国内三冠達成に貢献。以降も現在までゴールマウスを守り続け、国内屈指のGKとして君臨している。35歳とベテランの域に達しているが、再び日本代表として見てみたい選手だ。

DF 5 三浦 弦太

 2017年に清水エスパルスから加入したDF。本職はセンターバックだが、右サイドバックでも高いレベルでプレーできる。清水所属時は絶対的なレギュラーではなかったものの、G大阪で大きく飛躍。対人の強さや空中戦の強さが持ち味であり、日本代表にも名を連ねる選手となった。2018年からキャプテンに就任し、最終ラインでチームを統率している。

DF 3 昌子 源

 昨季、フランスのトゥールーズから加入した日本代表DF。鹿島アントラーズでプロデビューを果たし、ディフェンスリーダーとしてクラブ史上初となるACL制覇など数々のタイトルを獲得した。日本代表としても2018年のロシアワールドカップでは吉田麻也とともにセンターバックでコンビを組み、決勝トーナメント進出に貢献。守備能力やフィード能力などセンターバックに必要な全ての能力を兼ね備えている万能型の選手である。

DF 19 キム・ヨングォン

 2019年に中国の広州から加入した韓国代表DF。FC東京でプロデビューを果たし、大宮アルディージャを経て加入した広州で最終ラインの核として活躍し、2度のACL制覇に貢献。韓国代表としても主力として活躍しており、2018年のロシアワールドカップでは前回王者のドイツを沈める先制ゴールを奪い、母国に2大会ぶりの白星をもたらした。フィジカルの強さを活かした守備に加えて、左足から高精度のパスを前線に供給することもできる。

DF 4 藤春 廣輝

 2011年に大阪体育大学から入団した左サイドバック。スピードと豊富な運動量を武器に、ルーキーイヤーのシーズン終盤から主力に定着。2013年にチームがJ2降格した際も他チームからのオファーを断ってチームに残留し、1年でのJ1復帰と翌年の国内三冠達成に貢献した。ハリルホジッチ監督体制時には日本代表にも召集されており、攻撃性を高く評価されていた。現在は3バック採用時には左ウイングバックでもプレーし、サイドに安定感をもたらしている。

MF 8 小野瀬 康介

 2018年夏にJ2のレノファ山口から加入したサイドアタッカー。サイドからの仕掛けや、フィニッシュワークにも長けた選手であり。山口所属時にはシーズン前半だけで10得点をマークし、G大阪加入2シーズン目には8得点を挙げる活躍を見せた。昨季は、チーム事情からサイドバックでもプレーするなどユーティリティ性も見せており、チームには欠かせない存在となっている。

MF 15 井手口 陽介

 クラブの下部組織で育ち、飛び級でトップチーム昇格を果たしたセントラルMF。高いボール奪取能力とパンチ力のあるミドルシュートを武器に、2016年から主力に定着。日本代表としてもロシアワールドカップのアジア最終予選で活躍し、評価を高めた。2018年から海外移籍を果たすもスペインやドイツの2部でも出場機会に恵まれず、2019年夏にG大阪に復帰した。昨季は主力としてチームのACL出場権獲得に貢献するも、今季はチームの不振とともに個人としても思うような活躍が見せられず。まだ25歳と伸びしろは十分であり、再び日本代表入りも狙える選手である。

MF 6 チュ・セジョン

 今季、韓国のFCソウルから加入した現役韓国代表のボランチ。高いパスセンスが持ち味で、新たなチームの司令塔として期待されて加入したものの、ここまで期待に応えるような活躍はできていない。遠藤保仁の退団以降、中盤でパスを散らすことのできる選手が欠けており、彼が本領発揮できるかどうかがチームにとって重要な要素となりそうだ。

MF 10 倉田 秋

 2007年にトップチームに昇格を果たしたユース出身の攻撃的MF。当初は出場機会に恵まれなかったものの、ジェフユナイテッド千葉やセレッソ大阪へのレンタル移籍をきっかけに大きく飛躍。G大阪復帰後は主にサイドハーフのレギュラーを務め、欠かせない選手に成長した。オフザボールの動きに優れ、アタッキングサードで得点につながる決定的な働きができる選手。2017年からはエースナンバー10を背負い、攻守両面でチームを引っ張っている。

FW 39 宇佐美 貴史

 G大阪ユースの最高傑作とも評される天才アタッカー。2009年にクラブ史上初の飛び級昇格を果たすと、翌2010年から主力として活躍し、2011年夏にはドイツのビッククラブであるバイエルン・ミュンヘンへの移籍を果たした。ドイツでは思うような活躍はできなかったものの、復帰後のG大阪ではエースとして君臨し、2014年の国内三冠達成や2015年の天皇杯制覇に大きく貢献した。2度目のドイツ挑戦から復帰した2019年以降は前回所属時程の活躍は見せられていないものの、卓越したテクニックと日本人離れしたシュートパワーは健在。まだまだチームを引っ張って欲しい選手だ。

FW 18 パトリック

 2014年夏に加入したブラジル人ストライカー。それまでは所属クラブを転々としていた選手であったが、G大阪で大きくブレイク。同年は途中加入ながらリーグ戦9ゴールを挙げるなど、宇佐美貴史とのツートップでチームにタイトルをもたらした。2016年からは故障に悩まされていたが、2017年夏に加入したサンフレッチェ広島で復活し、2019年夏からG大阪に復帰した。屈強なフィジカルを活かしたドリブル突破と打点の高いヘディングでチームの得点源として必要不可欠な選手として活躍している。

 今回はJリーグ屈指の名門クラブであるガンバ大阪の11人の選手たちを紹介しました!今季は苦しい戦いを強いられていますが、選手個々の能力は非常に高いチームです。来季は監督交代が濃厚との報道が出ており、復活に向けた新たなスタートのシーズンとなるでしょう!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?