見出し画像

- 判断とNG行動 -


\ 大きさは?/

目が開いているのか、開いていないのか…
よちよち歩きか、はたまたしっかりと走れるのか…
音は聞こえているのか、いないのか…
二頭身か三頭身なのか…

まずは "その子猫の特徴" を観察してください。

\ 戻ってくるかも!/

通常、親猫は子猫のそばにいることが多いです。
そのためちょいと出かけていて戻ってくる…なんてケースもあるようです。
親猫が周りにいませんか。
親猫がいる場合はできる限りそっとしておきましょう。

\ 保温most大事! /

子猫は体温調整がとても苦手です。
もし体を触ってみて、冷たく冷え切っている場合には早急に保温してあげてください。温かいお湯をペットボトルに入れタオルで包んだものや、カイロをタオルで包んだものが用意できると良いかと思います。
雨や水に濡れている場合は体温を奪われかねません。あればまず温タオルで体を拭き、その次に乾いたタオルで拭いてあげましょう。
(怪我など子猫の状態チェックは動物病院にかかる際にもしていただけると思います。)

\ 全てはこれに尽きます。 /

子猫の週齢にもよりますが、子猫のお世話は本当に手間も時間も必要になります。
今後病気にかかるかもしれませんし、先天的な病気を持っているかもしれません。
フード代も勿論かかりますし、病院にかかれば必然とお金もかかります。
動物なので排泄もします。週齢によっては排泄介助も必要です。
可愛いだけではすみません。
本当に譲渡までの間まででも、育てることが可能な状態ですか。

\ 重要POINTです!/

⚠️ NG行動① 体を洗う ⚠️

たとえ身体が汚れていても、身体が小さすぎる子猫のシャンプーは危険です。
まだまだ体温調整が苦手な子猫にとって、体を洗われる事はとても体力を必要とします。お湯でも、体温が下がるような行為は避けましょう。
身体が汚れて汚すぎる場合は、温タオルや乾いたタオルで拭き取る程度にしましょう。

⚠️NG行動② 牛乳を与える ⚠️

子猫は乳糖(ラクトース)の分解が苦手です。下痢を引き起こす可能性があります。牛乳には通常、乳糖と呼ばれる炭水化物が含まれています。
人間でも牛乳を飲むとお腹を崩す人がいますが、乳糖を分解する酵素の働きが弱いことから引き起こされます。
通常ペットショップなどで販売されている子猫用ミルクはこの乳糖成分がカットされています。
また牛乳ではなく"ヤギミルク"は乳糖成分が少なく、牛乳よりも栄養面で犬や猫の母乳に近いと言われており、安心して与えることが可能なようです。

子猫を保護した際あるあるで、ミャーミャーと力強く鳴き叫ぶ子猫を見ていると、お腹がすいているのではないか…!そういえば冷蔵庫に牛乳があったような…!と牛乳を与えてしまうケースは少なくないのではないかと思います。
しかし、冷蔵庫に入っていた牛乳はとても冷たいです。
通常子猫は母親の母乳(約40℃)の人肌くらいに温かい母乳を飲んで育っています。
急に冷たく乳糖成分含まれた牛乳を与えられたら、お腹がびっくりして下痢を引き起こしてしまうかもしれません。
下痢は時に脱水を引き起こし、小さな子猫にとっては後々に響いてくることがあります。
緊急的に保護した際に最も重要なのは "保温" 、体温の確保です。
体を温めすぎて脱水を引き起こすのもよくないですが…
ミルクは病院の診察後、先生のお話を聞いてからでも遅くないと私は思います。

ミルクを与える場合は、市販されている "子猫用ミルク" を与えることをおすすめします。

NEXT → 


この記事が参加している募集

#最近の学び

182,350件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?