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ズームビデオ・コミュニケーションズ(ZM) 2025年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
ズームビデオ・コミュニケーションズ($ZM)

業界:
通信・ソフトウェア

本社:
カリフォルニア州、アメリカ

上場年:
2019年(NASDAQ)

概要:
ズームビデオ・コミュニケーションズは、ビデオ会議、ウェビナー、チャット、電話など、通信とコラボレーションのためのクラウドベースのプラットフォームを提供する企業です。
特にCOVID-19パンデミック中にその利用が急増し、リモートワークやオンライン教育のニーズに応じて急速に成長しました。

事業内容:
ズームビデオ・コミュニケーションズの主なサービスには、ビデオ会議ソフトウェアZoom Meetings、ウェビナー開催用のZoom Webinars、チャットや通話機能を備えたZoom Phone、さらには新たに発表されたAI搭載のコラボレーションプラットフォームZoom Workplaceなどがあります。
これらのサービスは、個人ユーザーから大企業まで幅広い顧客に利用されています。
最近ではAI技術を活用したZoom AI Companionを導入し、生産性の向上と効率的なチームワークを支援しています。

類似企業:
Microsoft (Microsoft Teams)、富士通(FUJITSU Virtual Workplace)

公式HP:
https://zoom.us

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$1.39 予想$1.22
⭕️売上高:実際$1.16B 予想$1.15B
前年同期比売上高成長率:1.8%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$1.29-$1.31 予想$1.24
⭕️来四半期売上高:実際$1.160B-$1.165B 予想$1.160B
⭕️2025年通期EPS:実際$5.29-$5.32 予想$5.06
⭕️2025年通期売上高:実際$4.63B-$4.64B 予想$4.62B


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

ZoomのCEOエリック・ユアンは、Zoom Workplaceの機能拡充、コンタクトセンター市場への参入、そしてプラットフォーム全体を支えるAI機能の強化を強調し、これらが第2四半期の力強い結果を支えたと述べた。
また、AIコンパニオンが120万以上のアカウントで有効化されていることも発表した。


2.戦略と取り組み

Zoomは、Zoom WorkplaceのUIアップグレードやAI機能強化に注力し、コンタクトセンター市場での成長を目指している。
さらに、Zoom Docsの発表により、生産性ライフサイクル全体でのプラットフォーム拡張を狙っている。
コンタクトセンター市場ではトップ10の案件すべてが競合他社からの乗り換えで、ZoomのAI機能が顧客のニーズに応えていることが示されている。


3.市場の動向とマクロ経済要因

Zoomは、特に中小企業セグメントにおいてマクロ経済環境の影響を受けているが、エンタープライズセグメントでは成長が続いている。
今後のガイダンスでも、前年比成長率の再加速が期待されている。


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