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書店員日記 「ブックカバーお付けしますか?」

皆さん、書店でブックカバーって付けてもらっていますか?
店主は他のお店で買い物をしたときには、基本的にはブックカバーも袋も要りません、と言っています。
付けていただいても結局、家の本棚に並べるときは外すことになるのであまり意味がないかなと思っています。
外に持ち出すときは、自前のブックカバーを付けていますしね。
 
初めて訪れた書店の場合は例外で、カバーを付けてもらっています。
その書店オリジナルのものだと記念になるのでとても嬉しいです。
 
さて。
ご年配のお客さんは、カバーのことを「表紙」って言います。
たぶん、「カバー」って言う人よりも「表紙」って言う人の方が絶対多いと思います。(店主、調べ)
 
「それ、表紙付けてくれる?」
「え?」
「その文庫にね、表紙付けて?」
「ああ、はい。カバーですね。お掛けします」

みたいな会話が日々繰り返されています。
 
本当は「え? 表紙なら最初から付いてますけど?」って言いたい。
さすがに言いませんけど。
 
今日は、
「表紙、付けなくていいから」
「え?」
「表紙、要らないから」

っていうお客さんがいました。
もう、いっそのこと、表紙をびりびり破りながら、
「裏表紙はどうします? こちらは付いたままでいいですか?」
って言えばよかったかも。笑

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