人生100年時代に、どうするお金?


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「人生100年」とよく見聞きするようになりました。
医療の進歩や人々の健康志向の高まりによって、
私たちの寿命は長く伸びています。
一方で、私たちは65歳で定年をむかえます。
リタイアして100歳まで生きるとすると、
お金はどうするのでしょう。
生活を成り立たせていけるのでしょうか。

今回は長生きになった時代のお金のことについて解説します。


◇世界一の長生きの日本人


いまや日本は世界一の長寿国です。
一昔前には100歳を超える方が珍しかったのですが、
厚生労働省の発表によれば約7万人の方が100歳を
超えています。
100歳以上の方の人数は48年連続で伸びているそうで、
100歳が平均寿命となっていくことも不可能なことでは
ないのかもしれません。

◇年金だけでは生活できない老後

私たちは60歳なり65歳になると定年を迎えて、退職します。
定年後の生活を支えるのが公的年金です。
しかし年金だけでは、老後の生活が賄えないことが
分かっています。

金融庁の金融審議会の発表を機に「老後2000万円問題」が
日本中で話題になったのは記憶にあたらしいところです。
発表にあったように、現実には公的年金のみで生活を支える
ことは難しいようです。
昔は年金でもらえるおかねで暮らしていけましたが、
物価が上がり税金が上がりと、暮らしを取り巻く環境が
変わりました。

将来的にも、年金を形成していく若手世代の人口が
減少していることから、この先の日本においても、
公的年金で老後の生活を賄うことは難しいと推測されます。


◇老後も働くことを考えよう

年金だけでは生活ができないとなると、私たちは
どうすればよいのでしょうか。
100歳までの人生を楽しく生きていくためには、
なにか対策をしなければいけません。

有効な対策のひとつは、定年退職後にも稼ぎ続けて
収入を得ることです。
国家公務員の定年が延長されるという法案が出ています。
収入は現役時代の7割程度となるそうですが、これは
一般的に定年退職後の再就職先で得られる額よりも
高額になるケースが多いのではないでしょうか。

熟知している業務に携わることと、慣れない業務を
一から習得することから始めて就労するのでは、
ストレスのかかり方も違うのではないかと思います。

また、力が発揮できる、人の役に立っていると感じることに
人は生きがいを見出すと言われています。実力を発揮できる
職場で収入を得ていけるなら、理想の稼ぎかただと思います。

職場側にとっては人材不足を解消でき、会社としては
新人教育という投資をしなくとも良いという利点が
あげられるでしょう。

このように良い条件での就労の場があるならば、
そこでしっかりと働くことは100年に延びる人生に
対応できる良い策だと思います。

問題点もあります。体力面が衰えていることを考慮しましょう。
健康でも現役世代並みの長時間の労働は困難になるでしょう。
自分の気力や体力と相談しながら考えていきましょう。


◇収入には2種類あるって?

「収入には2つの種類がある」というと、
ローランドさんのようですが、
じつに収入は2つに分類されます。

労働によるものと労働によらないもので分類され、
「労働収入」と「不労収入」に分かれます。
 
労働とは、自分の時間と体力をつかって働くこと。
労働収入は労働で得る収入で、会社員や公務員や
アルバイト、自営業者などが得ている収入です。
 
不労収入とは、時間と体力を使わないで得られる収入の
ことです。自分の時間を使わずして自分以外のものに
お金を稼いてきてもらうという発想です。


◇不労収入を持とう

では、「不労所得」すなわちお金に稼いできてもらうとは
どんなものなのでしょうか。
次のようなものがあります。

・株式投資や投資信託の配当
・不動産による家賃収入
・FXの金利差によって発生するスワップポイント
・書籍や楽曲の印税

これらは、ロバート・キヨサキの著書
「金持ち父さん貧乏父さん」によると、
「自分の時間を使わずに勝手にお金がポケットに
入ってくる」というものです。

不労所得に準じるものとしては、
株式投資始め、投資信託や先物取引やFXなどで
得られる譲渡所得があります。

これは買値と売値の差額によって入って
くる収入なので、売買をするという行動と時間を
つかいます。これを労働ととらえるなら不労所得には
入らないのかもしれません。

大切なのはそこではなく、雇用されて労働によって
得る給与所得や自営業で得る事業所得だけではない、
なにか別の方法で収入が得られるようにしておくことが
大事だということです。

年を重ねていくと、仕組みを理解することもおっくうに
感じて、チャレンジすることができなくなっていきます。
できれば若い今のうちに、自分のために行動を起こすことが、
将来の自分を助けてくれるのではないかと思います。


まとめ


・日本人の平均寿命は世界一長い
・人生100年時代を生きるための対策は2つ
①    稼ぎ続けること
②    不労収入を持っておく


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