α7Ⅲの広角レンズに「フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 21mm」を
広角ズームで散々悩んでおきながら、結局単焦点ですよ。まさに単焦点バカに付ける薬無し。
このレンズ、MFなので今まで完全にスルーしてたんですが、APO-LANTHAR 50mmを調べてたときに気になりだしたので、改めてまとめてみることにしました。
広角ズームが15万くらいかかる事を考えたら、半値くらいになる上に軽くもなるんだから検討しない手はないなと。
COSINA Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical
〜 機動力に優れた超広角レンズ 〜
短所
ひっかかっていたのはMFということとF3.5という暗めのレンズだということ。
ただこの2点、広角レンズなら実はさほど気にする事はないのかもしれないんですよ。
風景専用と割り切り、ある程度絞ることを前提に考えるとF3.5でも十分使える。
MFについても、この焦点距離で絞る場合、シビアなピント合わせは不要。
(F8まで絞ると約2mで無限遠)
そんなにハードルは高くないですね。
長所
明るさを割り切ったことにより軽量小型で比較的安値。
それでいて総金属鏡筒でかつ金属製レンズフードに金属鏡筒に文字刻印と高級感がある。
AFの機構を組み込む必要が無い為、フォーカスリングに抵抗感があり非常に心地いい。
質感と使用感は良さそう。ここはかなりポイントが高いです。
写りについて
何はともあれ大事なのは画質ですね。
まず特徴として光芒がとにかく美しい。
コシナの10枚羽根が放つ光芒は他のレンズでは出せない。
さらに比較対象として、同じ焦点距離で光学性能の高い代表的なレンズにZEISSのLoxiaというレンズがありますが、サイズが倍近くあり、価格が2.5倍以上もします(下記参照)。
さすがにそこまでとはいかないものの、9割程度まで迫った画質との評価もあり、コスパはかなりいいです。
2018年10月発売
カメラマウント:ソニー Eマウント
フォーカス:MF
焦点距離:21mm
開放F値:F3.5
最小絞り:F22
レンズ構成:8群9枚
絞り羽根枚数:10枚
最短撮影距離:0.2m
最大撮影倍率:1:6.45
最大径x長さ:62.8mm×39.9mm
フィルター径:52mm
重量:230g
*✻:: レビュー・作例 ::✻*
PHOTOHITO
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【参考】ZEISS Loxia 2.8/21
2016年1月22日発売
カメラマウント:ソニー Eマウント
フォーカス:MF
焦点距離:21mm
開放F値:F2.8
最小絞り:F22
レンズ構成:11群9枚
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:0.25m
最大撮影倍率:1:7.81
最大径x長さ:62.1mmx72mm
フィルター径:52mm
重量:394g
選択肢から外れた競合レンズ
何を優先して何を割り切るかは各々の判断です。優先するものによっては、どれもアリなレンズだと思います。
TAMRON 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)
発売前ですが、すでに出ている24mmと35mmの写りの評判がかなり良い上に価格は半値なので一般的にオススメなのはこちらになります。
ただ、軽量化とコストカットのためにマウント以外プラスチック筐体とか、中国製とか、見た目が安っぽいとかありますが、それはさておきどうしてもタムロンのデザインが苦手で所有欲を掻き立てられない。感覚的な事なのでどうしようもないかな。
とはいえこの価格差はさすがに悩みますが...
2020年1月発売
カメラマウント:ソニー Eマウント
フォーカス:AF/MF
焦点距離:20mm
開放F値:F2.8
最小絞り:F22
レンズ構成:9群10枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:0.11m
最大撮影倍率:1:2
最大径x長さ:73mm×64mm
フィルター径:67mm
重量:220g
SAMYANG AF 18mm F2.8 FE
あくまで個人的な考えですが、韓国製品を日本の輸入代理店が販売するというところで、どうしてもメーカーの信頼性や製品のクオリティ、何かあったときのサポートに不安があり。
2019年10月25日発売
カメラマウント:ソニー Eマウント
フォーカス:AF/MF
焦点距離:18mm
開放F値:F2.8
最小絞り:F22
レンズ構成:8群9枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:0.25m
最大撮影倍率:0.09
最大径x長さ:63.5mmx60.5mm
フィルター径:58mm
重量:145g
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