剣道では『肩への袈裟斬り』が打突部位とならなかった理由についての考察。
きっかけは、「月刊秘伝」編集部@hiden_babさんの、ツイートを拝読したことでした。私は剣道史について勉強していますが、剣道がどのような技術史・思想史を経て現代の形へと成立したかという問題の中で、面技中心の技術観の成立に関わる歴史は極めて重いウェイトを占めており、先行研究も多数存在致します。そこで、この機会に自分のこれまでの剣道史についての勉強内容を私見も交じえながら要約してみたいと思います。素人の拙い要約ですが、ご興味のある方はご笑読下さい。
①実際に肩首を打ち合っ