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お仕事がどんどん難しくなっていく

デジタルで自動化できることはどんどん自動化していこうね、というお題目はもう社会の当たり前となっている。このお題目を遂行しようと思う人はもう誰でもデジタル人材であり、企業もどんどん育てようとはしている。あまりにも適用分野が広いので、定義があいまいで、何がデジタル人材なのかわかりにくいのは置いといて、とにかく自動化に次ぐ自動化である。

自動化すれば人間の仕事は楽になるか、というと結局のところ楽にはなっていないと思う。仕事は楽だ、という言葉自体が違和感を感じる。仕事は楽じゃない。なんで楽にならんのだろ、と考えると気がつくことがある。どう、今の状況に対して、自動化の力を使って効率よく対応するか、という発想が常に必要になっている。人間は、柔軟に状況の中で起こる色んな事象を、優先度を付けつつ一つずつ確実に完了させなければいけない。

簡潔に言えば、仕事の内容が難しくなっているということである。人々は、高度な内容を短期間で、かつ並行して終わらせないといけないという要求を、デジタルの力を借りて日々こなさなければいけない、というストレスを抱えるようになってしまった。

自動化されている部分は機械に情報を投入すれば高速に終わるが、じゃあ何を投入するんだという話は人間が踏まえる必要がある。そしてその出てきた結果をどのように配置するか、活用するかも人間の義務。そうなると、どこまで自動化したところで、人間の考えるターンが必ず用意されていて、それが複数の次元で同時進行で起こるので、毎日人間はくたくたになる運命なのである。

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