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価値のある情報はWebに出さない方がいいよ、もう。

一部で、昔のインターネットを取り戻そう、みたいな話をみて少し嫌な気持ちになった。

HTMLエネルギー・ムーブメントは、テクノロジーとの関係を見直すよう人々に呼びかけている。HTMLを使ってサイトを作ることで、コーダーはWebサイトの可能性を探求できる。企業のサイト制作者とは異なり、自らのサイトを作っている個人は、株主の要求に応える必要がない。収益性の高い体験を作らなければならないというプレッシャーもないため、創作物は限りなく多様な形をとることになる。

もういい加減にして、と。個人が創作物を収益度外視で作って遊んでいた時代。昔を振り返れば日本にはニコニコ動画があったね。急激に2010年前半くらいにマネタイズの嵐が舞い降りて、YouTubeにどんどん移って行ったっけか。Webサイトは、見事に広告だらけになったよね。

で、いやいや、収益なんかいらんから、皆様のお役に立てれば・・と無償で人様のためのWebサイトを作る人なんか今さらおらんやろ・・。

仮に有用な情報を載せようものなら、情報だけパクられて誰かのサイトに転載されその上で情報料をしっかり取るだろう。Web広告に未だに頼ったり、もしくは有料記事にしちゃうとか、ね。

もうみんな、Web広告とかマネタイズなんて考えないで、それぞれ面白いことを表現し合って楽しもうぜ・・、みたいな先祖返りなんて、何らかのお金儲けの材料にしかならないと思いますよ。

もし有用な情報を持っていたら、照れないで、ちゃんと有料記事にしてお金を払わない人からは秘匿したほうがいい。もうコンテンツクリエーターと、広告はWIN-WINじゃないよね。コンテンツをどんどん汚してくるやん。さっき紹介したサイトだって、読み進めると全画面広告が出てくる。そうやん、結局はアクセス集めてマネタイズが目的でしょ。そうしないと運営できない?、そう。やっぱり良い情報を発見してコンテンツ化したならば、報酬をコンテンツ消費者からダイレクトに徴収するべきです。

一部のSNSは、投稿者にマネタイズ方法は与えないけれど、情報の拡散能力を貢献者に強めていく方法を採っています。フォロワーを増やすやり方ですね。Xはある程度の利益還元を始めてますが、これも微々たるものです。基本はSNSで拡散力を得てから、がマネタイズのスタートです。企業と結託してサービスを広告してそのギャラを得る。もしくは、本を書いて売る?。何しろ拡散力だけ持っていたところで、何の価値もありません。動画配信での広告料収入は今まだ機能してるんですかね。何しろ、知名度を得るための情報発信であり、知名度が全ての世界になっています。知名度が欲しくて有効な情報を無料で発信しろ、みたいな仕組みに今のインターネットはなっていると思われます。

私はその知名度取り、みたいなことはかなりもう勝負がついてしまったように見えてしまって。これから逸材がどんどんまたインターネットに入って来て活躍する・・ようには見えないんですよね。なぜかというと、それはテレビが証明しているからです。テレビって、いつも同じ人が出てません?。しかも、みんな年齢が年々上がっています。つまり、既に知名度を得てしまった人が場所を譲らなくて、新しい人が入るスペースが減っていく。それが、インターネットで再現してしまっているような気がするんです。

「全員無料で自由に楽しく」、という考え方としては全く逆で、「楽しい情報は全部有料にして」ということです。無料なものは無価値である、ということ。そこに立ち返ることで、有用な情報にちゃんと値段が付いていくことになります。有用な情報を生み出せる人にちゃんとお金が流れるようになる。知名度じゃなくて、ね。

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