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残業などしない

日本の法律では、管理職になると残業代が出なくなる。

私は残業代が出なくなったのは30代前半あたり。めちゃくちゃ早い方だと思うが、これは出世したというよりは、名ばかり管理職に巻き込まれたからだ。IT業界では長時間労働がはびこり、残業代の支払いが会社も大変になったので、法の目をかいくぐるために大量に管理職にした。部下もいないのに課長とか、アホかと思ったよ。何課にもいないのに課長。で、部下のいない課長を区別するために、「担当課長」という肩書もあった。給与も下げられたりして、何のための管理職か。多分、今の時代はあからさまにやるとこれ、違法だけどね。

管理職になると給料が下がるのはこの前提にあって、まず残業代だったものが管理職手当となり固定になる。だいたい20時間くらいの計算だ。つまり20時間以上管理職に残業させれば、会社は得するのだ。そして、決まったように残業するのだ。管理職の責任っちゅうやつがあるので、だいたいの人がかなり遅くまで残業していた。

一方ドライな私は、残業代がつかないんだったら意地でも残業してやるかと思い、はいはい定時だから帰りますね、みたいなことをやっていたし、今でもやっている。だって無駄じゃないか。やることやったら早く帰る。今では名ばかり管理職ではなく、ほんとに管理職なので、業務をスムーズにまわせる組織とワークフロー、そしてビジネスモデルを完成させれば私は極論、仕事をしなくたっていいのだ。だから、遅くまで残る道理はない。

若手達を見ていると、どうも残業を適性な範囲で積極的にしているように見受けられ、あれはきっと、残業代を稼いでいるんじゃないかと邪推している。普通にアルバイトするよりかなり割がいいので、毎日ちょっと残るだけでお給料が増える副業は、彼らにとって魅力的に映ると思う。また、一度その行為に手を出してしまうと、次月それをやらないと給料が減る。

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