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Yes, sirな部下は、いずれ問題になる

チーム運営をするにあたり高みを目指そうとすると、どうしていけばいいか考えこむフェーズは絶対に必要だ。何でもかんでも、マネージャーが即断即決即対応やってりゃいいってものじゃない。今は何もやらなくても日々は進んでいくのだろうけど、これをやっておくと将来必ず楽になる、という類の課題はいつでも存在する。私のチームも、この1年間で随分成長したが、そのような類の色々な課題が積みっぱなしになっていた。時間があるので、重要な課題から手を付け始めていたところだ。

さて、最も重要な課題を手に付けたところで、いくつかの意見が滞留し、けん制し合って前に進まない状況となった。それぞれの意見について言い分があり、正しさがあり、ただし一つしか採用できないという状況だ。こういう時にはマネージャーが決断しなければいけないが、マネージャーだって神様ではないので、色々な意見が欲しい。

ざっくり、意見Aと意見Bに分かれているとする。意見Aを行おうとすると、こういう問題があるんですよね。意見Bを行おうとすると、また別の問題があるんですよね。どうしますかね・・、と両方悩ましいと相談してくる骨のあるリーダー。このタイプならまだ話はしやすい。それぞれに対して議論を重ねていき、納得をしていく。

ところが問題がある部下の場合は違う。意見Aにすると言ったら「はい、意見Aですね」。意見Bにすると言ったら「わかりました、意見Bですね」。まるで自分の意見が無い。私が意見Aの理屈を詳しく語ると、そうですね、その通りです。意見Bでも同じ。いわゆる「Yes, sir」タイプの部下だが、このタイプと会話しても全く議論とならない。

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