微笑みうつの厄介さと必要な環境

ごきげんよう、おれんじ歯車です!

皆様「微笑みうつ」という言葉、聞いたことはありますか?

今回は、微笑みうつの厄介さと、微笑みうつを抱える人にとって、必要な環境についてお伝えします。

私自身、微笑みうつの状態でしたが、この言葉を知ったのは、今年に入ってからなのです。症状を知ったとき、私これだー!!と興奮しました(笑)自分の状態に名前がついていると、何も分からないときより安心しますね。

「微笑みうつ」を簡単に説明すると「他人の前で笑顔でいられるうつ病」です。うつ病と言えば、表情が乏しくなるイメージを持っている方が多いと思います。私もそう思っていた一人です。

人前で笑顔でいられるので、どんなに苦しくても、私はまだ大丈夫。私はうつ病じゃない。まだやれる。まだ頑張れる。でも、だけど、大丈夫なはずなのに、いつまで苦しめばいいの?と、自分がうつ病であることを否定していました。

苦しんでいる自分を否定して、空元気をつづけて、誰にも見られていないところで、自分の体を壊そうとして、自殺の為に行動して初めて、自分が病んでいたことに気が付く。それが、微笑みうつの厄介なところです。

私が病んでいることを、私の周りの人々が知るのは、私が、自分の手でこの世を去った時でしょう。それくらい、他人には気づけない。自分すら騙してしまう。それが、微笑みうつです。

これは個人的な考えですが、自分がうつ病か判断する条件は「死にたいほど苦しいという状態が3日以上続いている」ということです。当てはまった方は、うつ病だと思うので、心のケアが必要です。

私自身、「おれんじ歯車は悩みがなくていいよね」という言葉に対して「色々悩んだりしてますよ~!今夜の夕飯のおかずとか!」と、嫌味に対して明るく答えたりして、自分の弱みを見せないようにしていました。しかし内心は怒りと悲しみで心はぐちゃぐちゃ!!自宅のお風呂場でアムカ(腕を傷つける自傷行為)をしていました。

私自身、病んでいることを他人に知られたくないので、露出する体の部位には傷をつけないように気を付けていました。腕と太ももには、消えない傷跡が残っています。ノースリーブとショートパンツだと古傷が見えてしまうので、これから一生着ることはないでしょう。

そんな私ですが「幸せそう」だと、よく言われました。

自分の抱えている苦しみや悲しみ、怒り、葛藤など、負の感情を隠すことが癖なのです。

リストカットが出来る人は、助けを求めることができる人です。苦しみを、他人が見える形で表現できているので、お医者さんや、リストカットをした本人を助けたい人は、サポートしやすいのではないかと思います。本人苦しんでいることに気づけるから。

痛い話になってしまいましたが、事実なのでそのままお話しました。(苦手な方すみません)

私と似たような苦しみを抱えている方は、共感できるかもしれませんね。

微笑みうつを抱える私は、カウンセラーやお医者さんにすら、自分の弱み、悩み、苦しみを打ち明けることができませんでした。

なにか、こう、どんなに苦しくても、他人と関わるときに、余所行きスイッチが入ってしまうんです。

そんな私ですが、今はもう、自分を傷つけることはなくなりました。(ストレスで、体を傷つけたい衝動にかられることはありますが、今のところ耐えられています!がんばっています!誰か、ほめて!(笑))



さて、ここから先は、私なりに見つけた、微笑みうつを緩和させる為に必要なことをご紹介します。私自身の経験をもとに書き出しているので、参考程度に読んでください。

簡単にまとめると、以下の三つが必要です。どれか一つでもかけると自殺へと行動してしまいます。

・どんな話も否定せずに話を聞いてくれる人
・他人を気にせずに泣ける場所
・心が落ち着く、体の力をぬくことができる人か場所

「どんな話も否定せずに話を聞いてくれる人」というのは、自分の弱みや悩み、苦しいと思うことを話せる人。信頼している人にことです。それは、絶対に、否定せずにこたえてくれる人です。例えば、苦しくて死にたいといった時に、一緒にいたいから、死んでほしくないと言ってくれる人です。

死にたいと思うなんておかしい。と、否定することを言う人からは全力で逃げてください。否定的な人は、刃をのせた言葉を発します。

そして、悩みや苦しみを打ち明けたときに、私はそうは思わないけど、あなたはそうなんだね。と、受け止めてくれる人です。自分と考えや感じ方が違っていても、そのことをきちんと伝えてくれる人は貴重です。そんな、信頼できる人が、一人は必要です。毎日話す必要はありません。時々、相手と真剣にお話ができるときに、自分の弱みや悩みなどを、打ち明けるのです。自分が泣いていても、しっかり話を聞いてくれる人です。

「他人を気にせずに泣ける環境」は、苦しい時、どうにもならない感情があふれたときに、誰にも気を遣わずに、声を出して泣ける場所です。苦しい、もうなにもかも嫌だ!そう言いながら、涙も鼻水もよだれも気にせず、泣ける場所。理想としては、自分の住む家なのですが、車の中や、カラオケボックスなど、他人を気にせず号泣できる一人になれる安全な場所であれば、どこでもいいと思います。

「心が落ち着く、体の力をぬくことができる人か場所」は、自分を癒すことができる場所であり、毎日その場所に足を運ぶことが条件です。一日に一度、必ず、ほっと一息つける場所、あるいは、安心できる誰かのそばにいることが、必要不可欠です。それは、自宅の湯船だったり、友人の家だったり、いきつけのカフェだったり、様々です。

心が落ち着く、体の力をぬくことができる場所が自宅であれば、一か所で良いのですが、自宅以外が落ち着く場所になっていると、毎日通うことが難しいので、一日に一度、どこかで休めるように、複数の落ち着く場所を探すことが大事です。

感情を吐き出す場所、自分をさらけ出せる話し相手。安心できる人か場所。

以上三つが、微笑みうつに必要な環境です。

一人で抱え込んでしまうのに、その抱え込んだものを、他人にさらしたくはない。助け舟がきても、その船に乗るか悩んでしまい、人に助けを求める事が苦手。けれど、抱えきれる問題やストレスには、限界があります。自分の限界を超える前に、傷ついた心を癒してほしいのです。

最後に一つ、人を頼る方法を…

誰かに何かをお願いするとき「手伝ってもらう」という気持ちではなく「この人に感謝をするための理由をつくる」という考え方で頼みごとをすると、普段より少し、心が軽くなるかもしれません。

何かをしてもらったときは、感謝の気持ちと、喜びの言葉を伝えるので、相手も自分も、心地よい関係でいられます。私はその気持ちを大切にして、人を頼ることができるようになりました。(勿論、いやな人には頼らないです。信頼している人だけ頼ります)

うつ病は心の癌なので、数日では治りません。年月をかけて、少しずつ治していくものなので、長く苦しんだ分だけ、休んでほしいと、私は思っています。

何か一つでも、お役に立てることがあれば幸いです。

皆様の心と体の健康を、心より願っております。



心のマッサージ師を目指してyoutubeで短い動画やラジオも投稿しているので、少しでもお役に立てると嬉しいです!

↓おれんじ歯車の心のマッサージ↓https://www.youtube.com/channel/UCBzPbZI-GE3BZuPnllMxwGw

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