両親が発達障がい。カサンドラ症候群の方へ伝えたい対処法。
ごきげんよう、おれんじ歯車です。
今回は、親が発達障害である方に向けて文章を書いているので、そうでない方はピンとこないと思います。発達障害については、別の記事でまとめようと思うので、詳しい説明は省きます。
（普段は「発達障がい」と表現しますが、読みやすさを考慮して、今回は「発達障害」と表記します）
ここでは、今からできる簡単な対処法を３つにまとめています。
まずは、前置きとして私の環境を少しお話します。
私の場合、父はASDを持ち、母がADHDです。大人の発達障害といういやつですね。
そんな私はHSP（別名繊細さん）です。相性が悪いのなんの…！(笑)
子供のころから「両親の何かがおかしい」と、ふんわり感じていましたが、何がおかしいのか、言葉にすることが出来ませんでした。両親が一般常識と大きく外れているため、一般常識という感覚を知ることが家庭内で不可能な状態なので、気づかないのも仕方のないことだと思います。
家族という小さな組織は、閉鎖的です。発達障害の親を持つと、自分の行動に自信が持てなくなってしまうと思います。何をしても正しく、何をしても悪い。そんな家庭環境ですからね。善悪が気分で変わる国にいるようなものです。とんでもない国ですね。
矛盾が日常になる環境なので、うつ病やカサンドラ症候群になりやすいと思います。
～「発達相害」がある環境で苦しんでいる方へ～
「よく生き残った！！！よく頑張った！！！あなたは凄い人だ！！！ありがとう！！！」
だってあんな環境じゃ病んで当然だよ！お先真っ暗に見えるのも当然！この記事を読んでくれてありがとう！ここまで読んでくれただけでも、私は、頑張ってこの記事を書いたかいがある！！！
と、心の底から思っています。
本当に、沢山傷ついているので、今は、傷を癒すことを優先させましょう。この記事を読み進めることができているということは、もう大丈夫です。
大丈夫な環境を作っていきましょう！
そんなことを言う私自身も、まだ道の途中なのです。
正直言うと、何も解決していなのですが「解決する」だけが人生の答えじゃないということが伝わると嬉しいです。
「今からできる対処法３つ」
①発達障害があると認識して行動する
➁発達障害者向けの本を買う
③一定の距離を取る
①発達障害があると認識して行動する
これは、文章そのままの意味ですが、相手は日本語を覚えた宇宙人だと思ってやりとりをすることで、自分の心を守る方法です。
発達障害を持つということは、他人と共有できない独自の世界観で生活するということです。そこを踏まえて、何があっても、自分のせいだと考えないでください。厳しい言い方をすると、自分を責めることも、相手を責めることも無駄です。無意味なんです。だって日本語を話せる宇宙人なんですから…
火星や水星の常識は理解できなくても大丈夫です。しかし、身内ともなると、長年一緒に過ごした経験があるので、その人独自の常識や法則があると、なんとなく把握していると思います。何にこだわっているのかを探ることが重要です。
とはいえ、話が通じないもどかしさ、人の心を平気で踏みにじる配慮のなさは天下一品。怒りや悲しみは計り知れないものとお察しします。（相手は相手なりの気遣いがあったりしますから、よりややこしいですよね）
あなたのその怒りや憎しみ、絶望や痛みは、あなたの大切な感情です。ゆっくりケアしていきましょう！傷に必要なのは、行動ではなく休息です。
私事ですが、最近、はらわたが煮えくり返ったことがありました。母に「育て方を間違えた」と言われたことです。悪気がないことは百も承知です。だけどむかつきました！ムキー！！(笑)…そして悲しいです。
ちなにみに、その言葉の経緯は、私の仕送りで、私へプレゼントを買うと言っていたので、それを電話越しに全力で止めました。母は身内や友達に借金をし、生活に困っている状態なので、お金のことについては、私も試行錯誤中です。
プレゼントを断って、貯金をしてほしいと伝えました。すると…
母「それとこれとは別でしょ！」
私「別じゃないよ。プレゼントは嬉しいけど、自分で買えるから大丈夫だから、いつも言ってるけど、何もいらないからね」
母「え、そんな感覚なの？頭おかしいよ！育て方間違えた！」
こんな感じです。
発達障害を持つと、自分の世界観で優先順位を決めてしまいます。例え話も、何かを関連付けるのも苦手です。仕方のないことですが、どうしても、こう、心が、かき乱されてしまいます。
心をかき乱されることがあっても「これがADHD星の常識なのか、なるほど分からん」くらいに考えるのが丁度いいです。
ちなみに、「嫌だ！プレゼントなんて誰からももらいたくない！自分で買う方が楽しい」と、感情を優先して理由を述べ、「お母さんの稼いだお金でプレゼントが嬉しい」ということを伝えると、渋々納得してくれました。
勿論、私は変人扱いされてます…！！(笑)
おそらく、ADHDを持つ方は、優先順位が「感情」になるのだと思います。
宇宙人との会話はストレスがたまるので、体を動かす趣味があるとともて良いです。イライラが収まらない時、今の私は、ゲームのリングフィットかビートセイバーをして気を紛らわせています。ボクシング系のVRゲームも検討中です。
どうしようもない怒りの時は、飛んだり跳ねたり踊ったり、とにかく体を動かして、やけ酒ならぬやけシャワーを浴びます。
悲しい時は、泣きます。そのあと、好きな物を食べます。泣きながらプリンを食べたりします。（味が分からなくなるのでお勧めはしません(笑)）
悲しみを癒したり、イライラを紛らわせることが出来る趣味を見つけてくださいね。
ちなみに、ASDの父に何かを伝えるときは「伝言ゲームの一番後ろの人と会話をしている」という心持でやりとりします。言いたいことが伝わっていなくても、約束を忘れられるのも、仕方のないことです！
➁発達障害向けの本を読む
発達障害をもつ方が書いた本がおすすめです。
相手の考え方や方向性を知ることができます。今までの「何で？どうして」を説明してもらえたりするので、なんとなく分かったり、ちょっとだけ納得したりすると思います。
私が読んだ後、母に「発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47」という本をプレゼントしました。
彼女自身、生きづらさを感じていて、私ってもしかして…！と相談され、本人に自覚が芽生えたので、面白い本を見つけたよ！プレゼント！と言って送りました。
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③距離をとる
私は現在、結婚していて、両親とは、飛行機に乗らないと会えない距離の場所で暮らしています。（ｲﾔｯﾎｵｵｩ！！イェーイ！！！…すみません取り乱しました）
今の暮らしは、実家暮らしと比べると、まるで天国です。癒しと安らぎの空間を作ることが出来ます。（電話やlineがこなければ………）
引っ越しが出来ない状況の方は、家にいる時間や、家族と顔を合わせる時間を減らしましょう。お風呂場とトイレを上手く使って、自分だけの空間を家の中に持つようにしてください。
今の環境が苦しいと感じるあなたに必要なのは、安心する場所を確保することです。
家族行事に参加したくない時は、忙しいという理由で切り抜けてください。
優先順位の価値観が違う相手なので、こちらの優先順位も主張していいんです。
相手が感情的になっても「今、この瞬間」の感情なので、時間をおいておちつくと、さっきと言っていることが変わっていたりします。だから、あなたの感情を優先していいんです。やつらは感情の世界の住人なのだから…！
相手は日本語を使う宇宙人です。常識ではなく、感情を軸に生活しているのです。目には目を、歯には歯を、感情には感情を…！それくらいの感覚でつきあ合う方が丁度いいです。
もちろん、疲れますから、疲れたときは、癒しや休みが必要です。
学生さんは、友達の家にお泊りをお勧めしますが、私の家はお泊り禁止だったので、なかなか家から出ることが出来ませんでした。
お泊りをする場合、Aさん家に泊まったら、次は私の家にAさんを招くという、お互いの家に泊まりあうというママさんルールがあったんです。だから、一方的に相手の家に泊まるということがNGでした。
高校卒業後は、一人暮らしやルームシェアをしている友人宅の家に泊まることが多かったです。毎月カラオケをホテル代わりにしていました。
「お泊り」が母のNGワードだったので、何時に帰るのかと聞かれた時は、明日の朝帰ると、お泊りという言葉を避けて伝えていました。
意味は同じなのに、言葉を変えるとすんなり受け入れる場合もあるので、相手の地雷をうまく避けると、スムーズにやり取りできたりします。
今回は「今すぐできる対処法」だったので、私が感じたことや、考え、長く付き合っていくための方法や、回避方法などは、別の記事でまとめていく予定です。
あくまで私の経験談なので、こうすれば良いよ！と言い切れませんが、一つの例として、参考にはなると思います。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました！
皆様の心と体の健康を心より願っております。
おまけの小話
「宇宙人と例えた理由」
地球からみた火星人＝宇宙人
火星人から見た地球人＝宇宙人
ということで、お互いにお互いを宇宙人だと思っているので「お互いに宇宙人と話している感覚である」という意味で使っています。
心のマッサージ師を目指してyoutubeで短い動画やラジオも投稿しているので、少しでもお役に立てると嬉しいです！
↓おれんじ歯車の心のマッサージ↓
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