見出し画像

結局、思春期に出会った作品が自分のお気に入りであり続けるのかもしれない

昨夜は久しぶりに熱帯夜では無く、冷房をつけずに寝られた。
窓から風が入ってくるのを感じながら寝ると気持ちが良かった。
朝になって段々と暑くなってきたけれど、冷房無しで寝られて少しは体力が回復した気がする。
ただ、いつもの布団じゃなかったせいで、腰に少しダメージがあるけれど。

15日目「誰かにおすすめしたい 本・ドラマ」

テーマとしては4ジャンルあるけれど。パッと浮かんだ本とドラマについて書きます。

本『ソフィーの世界』

おそらく3回は読んだと思う。
中学か高校の頃が最初。クリスマスプレゼントで買ってもらったのでは無かったか。なんとか読み切ったという感じ。「イデア」という単語は受験の現代文や小論文の問題を解く上でとても役立ったと思う。
次は浪人時代。1章ごとに毎日読んで、その感想を日記に書いていた。浪人時代の鬱屈した思いとともに、1回目では気付けなかったいろいろなことに注意しながら読めた。
その次は大学生の頃。3度目に至ってやっと冒頭の「ソフィー・アムンセン様方、ヒルデ・ムーレル=クナーグ様」という言葉の意味に気付き衝撃をうけた。
哲学入門書としては長いし読み終えるのは大変だけど、全体的には平易な言葉で書かれているし、哲学がややこしくなってくる前の古代の原初的な哲学の考え方に触れるだけでも、歴史や文学の根本的な背景が分かるだけでなく、数学や物理等が発展していく素地が分かって、勉強になると思う。

ドラマ『アリー my Love』

今回のテーマを見て、唐突に思い出した。
『アリー my Love』という言葉を久しく見ていなかったし、発してもいなかった。それなのに、おススメしたいものと聞いて、真っ先にこれが浮かんだ。調べてみると、1998年にNHKで放送されていたらしい。シーズン1の途中から見だしたと記憶している。
当時の日記に書いたのを覚えている。
「本当にいい作品は、それを見た後に、自分も何か創作したくなる」
そうやって、ドラマを見た後に、いつも以上に長ったらしい日記を書いていた。全体的にコメディ色が強すぎる法廷ドラマだったけど、それがアメリカ的にも見えて好きだった。
全部が個室で男女が同じトイレを使うという構造にも驚いた。あれからもう25年も経つのに、現実世界ではまだまだ議論を巻き起こす男女兼用トイレだけど、ドラマの中では効果的に使われていたし、ありだと思えた。(アメリカではあの頃から普及してたのか?ドラマ装置としてだけ?)
ヴォンダ・シェパードの歌も好きだった。サントラを買って、何度も聞いた。You belong to meは好きな曲だった。熟語として受験にも出てきてにやついた思い出もある。

どちらも多感な頃に触れた作品。
今の中高生にささるかは分からないけど、その時期に出会った作品はおじさんおばさんになった時にも大切な作品になるから、大事にして欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?