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ポジティヴヘルス〜対話の実践〜

ポジティヴヘルス、は新しい健康の考え方。定義、というよりはコンセプト。

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ポジティヴヘルスでは、健康になるために必要なのは
専門職による評価、ではなく、本人主導の対話、だとされている。
その対話を促すためのツールがある。

それがこれ。
クモの巣、とかスパイダーネット、と呼ばれる。
一見して、6項目の評価ツールだとわかると思う。

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これを、本人が記載する。
じっくり考えながらでも、直感的にでも良い。
書きあがったら、眺めてみて、自分でどう思うか。
良いな、と思うか。ここがもう少しこうだと良いな、と思うか。
全て、本人がどう感じるか、考えるか。

そして、対話が始まる。
対話では、専門職が主導するのではない。

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もっとも気をつけないといけないのは、これは数値評価ツールではない、ということ。
点数が低い部分を上げなければいけない、というものではない、ということ。

つい、このような「点数」をつけると、高ければ高い方が良い、と思いがち。
日本人には特にそれが強いように感じる。

そうではなく、今の数値を自分がどう解釈するか、どうしたいと思うか。
それは、もう 本当に人それぞれ。

だから、専門職の声かけは
「“身体の状態”が低めですね。これを上げましょう。それには、まず・・・」
というように主導を奪わず
「“身体の状態”は前回より少し低いですが“暮らしの質”は上がっているんですね。どうしてですかねぇ?」
というように、本人の考えや気づきを引き出していく。

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Dr.Huberから直々にポジティヴヘルスの実践方法を教えていただく研修会を開催した。
まずは、扱う私たち自身が、自分主導で自分の健康を扱うことを実感すること。そして、対話のトレーニング。日本とオランダで、合わせて三日間行った研修では、それらを繰り返し行い、フィードバックした。

今、この日本人初のポジティヴヘルスの研修会に参加したメンバーが、各地で勉強会や実践を開始している。

そして、次の実践的な研修会を今年(2020年)の終わりころに企画中です、お楽しみに!

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