べんちぇす まな

べんちぇす まな

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今欲しい本を探してみたらこうなった。

私は香りに包まれて暮らしたいのだなぁというような思いにふと目覚める時がある。特に最近はその傾向が強い。 先日フランス製の紙香水を注文したはずだったのだけど、なぜだか失敗していたようで、1週間も待ったのに届かない。注文できていなかったのだから当たりまえか。 私にとっては紙や本も香りの仲間である。 本屋にいると酷く落ち着いて(本当に落ち着きすぎて)、そのためすぐにトイレを探さなくてはならなくなる。地元の図書館のトイレなんてもう自分ちのよりも居心地が良かった。(その後はお腹が

    • 記憶は体に蘇る

      いま私は、上半身裸の状態で柔らかいタオルの上に寝そべっている。 穴の空いた部分から目と鼻と口だけが空気に触れている。それと私の後部、体半面は天井を向き無防備だ。 指先で力強く筋肉のシコリがほぐされていく。 痛みもあるし、温もりも感じる。そして時にくすぐったい。 ・・・ このマッサージは祖母のそれと非常によく似ている。 体のあらゆる箇所に指の先をのめり込ませていくやり方だ。 祖母のそれも、鋭い痛みが伴うものだった。そして時にくすぐったかった。 祖母がどこでその技

      • ほんと私は地味なんだ

        本が読みたい。 読書を趣味とできるほどは読んでいないけれど。読みたい本が沢山ある。 しかたなくkindleで読む場合もあるのだけど、それは学習用資料や雑学の蓄積目的ならという条件付き。物書きたちが作った文章は紙面を手にして、時間をかけて一言ひと言を啜るように、そして最後には本ごとゴクリと飲み込みたい。 ・・・ 小学生の時の職業見学でなぜか図書館へ行った。その時初めて、図書館司書という職務があることを知った。 こんなお仕事は気持ちが良さそうだ。と、あの時ふんわりと思っ

        • 理想と現実の間

          子供のように、好奇心旺盛。 怯まずにチャレンジし続けたい。 そんな理想を持ち続けていられていることが、何よりの救いだろう。 たとえその理想とはうん億マイル現実を生きていたとしても、だ。 ・・・ わたしの理想の暮らし像のなかに密やかに根を張っているものの1つはこれ、『植物と共にくらす』ということ。 怠惰なわたしにとって、これは余りにもハードルが高い。 結果から目をそむけられない。 その1つ1つには命が宿っているのだ。 ・・・ わたしは自分が変わっていくのを目撃し

        今欲しい本を探してみたらこうなった。