せやま南天さん―クリキャベ読書感想文(3/4章)
3章は津麦さんと子どもたちの絆が見られるストーリー。どの章もほっこり読んでいて温かい気持ちになる。
津麦さんの織野家見学会の描写は、リアルな表現が多い。文章だけでリアルに描くのはわたしにとっては難しいなと思ってしまうけれど、読者視点で言うとリアルな表現は想像力を掻き立ててくれるから面白い。
家事とは
津麦さんと同じようにわたしも子どものときから綺麗で整った状態の家に住んでいた。母親が家事ができる人で、散らかっているなんてことはなかった。
だからというわけではないが、なぜ散らかるのかというのが家事代行の仕事を始めるまであまり理解できなかった。出したら、戻す。片付けるという過程はわたしとっては簡単だったからだ。
家事代行の仕事を始めてからは、人それぞれ優先するものや価値観が違うことを肌で感じた。
家事は女がやるもの
家事は家族でやるもの
家事は家事代行におまかせするもの
どの視点にも善悪や正誤はない。
優先順位や価値観が違うだけ。
では
わたしにとって家事は
養いであり、労いであり、運動であり
その時々で意味合いが変わるので、これといって決まった定義がない。ということに気づいた。
最終章が楽しみ
いよいよ、次回で最終章。
どんな展開だったけな。
なんとなく覚えているのだけれど、完全に覚えているわけではない。
津麦さんと朔也さんと子どもたちの関係性がどうなるのか楽しみだ。
家事代行を通して、津麦さんの「お母さん代わりになりたい」という擬似家族を形成するのかどうかも含めてね。
まとめ
家事は奥深いな。
誰しも程度の差はあれど、家事は生涯続くよね。
未来の家事も今とさほど変わらないのかな?
うふふ。
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