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周りと違うからこそ感じたこと #私のルーキー時代 4年 黄慶貴
前書き
みなさん、こんにちは。
僕は大阪府立大学 生命環境科学域 理学類
3回生の黄 慶貴です。
今回のテーマが「私のルーキー時代」ということで大学サッカー部に入部した当時について書こうと思うのですがただサッカーについて書くと他のメンバーと内容が被ったり似たような文章になると思うので今回は僕だからこそ書ける内容にしようと思います。
まず、名前を見てもらうとわかると思うのですが僕は在日朝鮮人で国籍は韓国です。周りと違うからこそ感じたことや思うことなどを書いていけたらいいなと思います。
自分について
初めに簡単に自分について紹介しようと思います。僕は生まれは日本ですが小学校から高校まで朝鮮学校に通いました。もちろん周りの友達や先生も僕と同じルーツを持つ在日しかいませんでした。みなさんにはあまりイメージがつかないと思いますが僕の両親も朝鮮学校に通ってて友達の親とか先生もほとんど朝鮮学校出身でした。なので高校生の頃までは日本人の友達や知り合いはいましたがほとんどが在日のコミュニティでした。みなさんには信じられないと思いますが日本の組織などに属する経験はほとんどありませんでした。僕は小学生の頃から高校までサッカーをしてたのでサッカーを通じて日本の高校と試合をするのはしょっちゅうあって日本の高校のチームがどんなものか全く知らないということはありませんでしたが実際に自分が属して見た経験がなかったので今まで自分がいた組織とどう違うか実感できることはあまりありませんでした。
大学入学当時の不安
高校生の頃、僕は自分の好きな科目を専門的に勉強したいと思い日本の大学に進学することを決めました。まわりのみんなは就職、専門学校、直属の大学に進む人が多く日本の大学に進学する人はあまりいませんでした。そして受験に合格して入学する時、楽しみもありましたがそれより不安の方が大きかったです。初めて日本の学校に通い学校生活を送ることに分からないことが多くて不安でした。サッカーをすることは初めから決めてたので迷うことはなかったんですがサッカー部という組織にうまく馴染めるかどうかも不安でした。
サッカー部に入部して気づいたこと
5月になりサッカー部に入部してまず感じたのは名前の呼び方についてです。僕はみんなから黄(ファン)と呼ばれるようになりました。高校生の頃までは同じ苗字がたくさんいたのでみんながみんな下の名前で呼び合っていて苗字で呼ばれたことは一度もなかったのでとても新鮮な感じでした。先輩達も外国人だからといって特別な扱いをしたりせずとても優しく接してくれて安心しました。そして何より安心したのはサッカーでした。サッカーをしててどういうプレーがいいプレーなのか、チーム全体でどういう狙いをもつのかなどは僕が今までプレーしてたところと同じでした。もちろんそういうところまで違うとは思ってませんでしたが実際に共感できて安心できました。
サッカーを通してつながる
とはよく聞いた言葉ですが言葉だけでなく初めて実感できました。サッカーだけじゃなくスポーツを通してつながるとはとても大事なことだと気づきました。
これからについて
普通の人とは少し違う角度からこういうことを実感でき、サッカーをできることに感謝をしなければならないと思いました。また、こういう繋がりを与えてくれたサッカー部にも感謝しなければならないとも感じました。僕はもう4回生でこういうことを思うだけではダメだと思いこれからは行動に移すことが大事なことだと思ってます。これからは僕だからこそ気づけたこういう感謝やサッカーの良さをうまく体現して今まで以上にチームのために行動できる人になりたいと思います!
これからも応援よろしくお願いします。
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