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理論では割り切れない矛盾

いくつか、心に残る事例ある。

・原爆二世の出産
・20cm横を走る機銃掃射
・事情を知った者同士の恋
・行方不明扱いの自分
・「許す」を潔しとしない生き方
・「憧れ」に逃避するしかない生活
・人生の幕引きへの戸惑い

いずれも、事例検討の最中はモヤモヤした感覚が抜けなかった。

もやもやの原因は...

「理論では割り切れない矛盾」

事例は、この「矛盾」を抱えながら
生き抜いてきたに違いない。
矛盾に触れれば触れるほど、
スッキリしない。モヤモヤする。

もるで、事例が感じていたであろうモヤモヤに
触れているかのように...

思考のスピードは更に加速するか、
一気に減速するか…。

「何だ、このモヤモヤは...」

その感覚を、あえて意識する。

「事の良し悪し」で封じ込めようとすると、
とたんに色あせてしまう。

モヤモヤを引きずりながら、
事例との対話がはじまる...。

「この感覚の根っこにあるものは何だ?...」

「モヤっ...」とした感覚を噛みながら
心に静寂が戻ることを、待つ。


「事例は、私に何を伝えようとしているのか」

すると、「ハッ!」と気付く瞬間が来る。
感覚として「解る」。

心が静寂にたどり着いたとき、
「事例のささやき」に気付けることがある。


冒頭の画像は、taketaketjさんのものをお借りしました。
ありがとうございます。