クレジットカードとデビットカードの使い分けを考えるも意味がなかった話
クレジットカードとデビットカードを持っています。私が利用するのはほぼクレジットカードです。
デビットカードは高速道路料金など使えないところがあります。ポイント還元率も一般的にクレジットカードの方が高いです。そのためデビットカードを使う必要性を感じません。
とはいえ、即時決済できるデビットカードは、後払いクレカよりもお金の管理がしやすいように感じます。デビッドカードの特徴を活かした使い方をすれば、クレジットカードと上手に使い分けができるのでは?と思いました。
タイトル通り結論は「使い分けを考えること自体意味がなかった」です。どう考えてもクレジットカードの方が使いやすいです。そのつもりでお読みいただければ幸いです。
まず、デビットカードの即時決済を活かした使い方を考えてみました。
・日々のやりくり費、おこづかい
・モバイルSuica(電子マネー)チャージ
・スマホ決済
・クレジットカードの締め日と家計簿の締め日が合わないときに利用
日々の生活やりくり費・おこづかい管理
デビットカードがいちばん向いているのは「食費などの予算を決めてその範囲でやりくりする」という使い方でしょう。即時決済のデビットカードなら口座残高を見ればあと幾ら使えるのか分かりやすいからです。
私は自分のこづかいはデビットカードで利用しています。デビットカードを使うのは2カ月に1回の美容院代くらいなのですが、そのときに引落しされるので、やはりスッキリします(笑)
デビット用の口座には「予算額だけ入金しておく」を徹底するのも大事です。あればあるだけ使ってしまうタイプはたくさんのお金を入れておくと結局使い過ぎてしまします。不正利用対策にもなります。
モバイルSuica(電子マネー)チャージ
私が即時決済をしたいと思うのはモバイルSuica(電子マネー)チャージです。デビットカードならチャージをした時点で口座からチャージ額が引落されます。現金チャージの感覚でできるのが良いと思います。
注意点は、
・オートチャージが使えない
・モバイルSuicaチャージでポイントが付かないデビットカードがある
(楽天銀行デビットカードなど)
・オーソリがかかる
デビットカード(VIEWカード以外のクレカ)はオートチャージが使えません。私の利用頻度ではオートチャージの必要性がないので、全く気になりません。
モバイルSuicaチャージでポイントが付かないデビットカード(楽天銀行デビットなど)もあります。Kyash(キャッシュ)というプリペイドカードに紐づけることでデビットカードのポイントが得られます。(Kyashのポイントは対象外)
オーソリについてはデメリットのところで後述します。
スマホ決済
私の場合、PayPayなどのスマホ決済は少額利用が多いです。その場で引き落とされた方がお金を使った感がありスッキリしそうです。
クレジットカードの締め日と家計簿の締め日が合わないときにデビットカード
私はエポスカードを使っています。私のエポスカードは4日締め翌月4日払いです。私の家計簿は月末締め。
毎月1日~4日にエポスカードを利用すると、エポスカードでは当月請求扱いです。私の家計簿では翌月扱い。家計簿と請求月がズレるのが地味にストレスです。
即時引落しのデビットカードを利用すれば、カード利用をした日付で家計簿処理をすればOKなので、分かりやすいです。(ネットショッピングでは発送日の関係でデビットカードでも決済日がズレる場合もあります)
次はデビットカードのデメリットです。
・不正利用をされた時点でお金が引き落とされる
・返金の場合、時間がかかる
・銀行の取引明細数が多くなる
・オーソリにモヤモヤする
不正利用に弱い
よく言われるデビットカードのメリットは「口座にある金額しか使えないのでカードを使い過ぎない」です。
裏を返せば口座にお金があればあるだけ使えてしまうということになります。口座にあるお金が全部使われる不正利用の可能性も隣り合わせです。
不正利用された時点で口座からお金が引き落とされているので、クレジットカードのように請求を止める手段がとれません。(不正利用と見なされれば返金されますが時間がかかります)
利用限度額の設定は必須。かつ、設定金額は利用状況に合わせて定期的に見直しをします。利用してないデビットカードは利用停止にしておきます。
返金に時間がかかる
不正利用だけがデビットカードのトラブルではありません。返品などをする場合、代金は既に引き落とされています。二重請求なども請求に上がった時点で引き落とされてしまいます。
すぐに返金されません。後日口座に返金されることになりますが日数を要します。2カ月近くかかることもあるようです。
チケットの予約抽選にデビットカードで申し込むと、予約の時点で引き落としがかかる場合があります。落選した場合は返金されるとはいえ、こちらも日数がかかります。
クレジットカードなら締め日・引落日までに日数があるので取消処理が間に合う場合があります。(間に合わない場合も時間がかかる場合もあります)
デビットカードは返品の可能性がある商品(高額、繊細な商品)やチケット予約などには向きません。
取引明細の記載が多くなる
デビットカードを利用するたびに口座明細に記載されます。日常の買い物にデビットを使う方は取引明細の記載数が多くなります。カード明細も兼ねているので仕方ありません。
クレジットカードの引落なら「●●カード ×××××円」のように銀行口座の取引明細には1件の記載で済みます。
ネット銀行のデビットなら通帳がありませんが、通帳のある銀行でデビットカードを利用が多いと、記帳時にたくさんの明細が印字されます。
オーソリにモヤモヤする
デビットカードを使うと、アマゾンなど利用先によってはカードの有効性確認のために少額決済が行われます。(オーソリと言うそうです)私が経験したことのある決済額は1円とか200円などです。
これはカードの有効性が確認されると返金されますが、返金処理はお店側です。即時返金される場合もあれば、タイムラグが生じることもあります。
少額でも実際に口座残高から引き落とされるので私はイヤな気分になります。返金されるまでは購入金額と残高が合わずモヤッとします。
使い分けをわざわざ考える必要はない
デビットカードのメリットは管理しやすい即時決済ですが、トラブルに弱いデメリットと隣り合わせです。トラブルが起こったときのデメリットを考えるとやはりクレカ利用に軍配が上がります。
(実際、私は自分のこづかい以外にデビットカードを使う機会がほとんどありません)
後払いクレカがどうしても性に合わない方以外はデビットカードを使わなくて良いのかもしれません。使い分けを考えること自体、時間の無駄かもと思いました。
▼アイキャッチ画像はイラストACのくらうど職人さん▼
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