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夏がくれば思い出す|セミ捕り

私の父は、極端な心配性。ホタル狩りも私は車の中で待たされて、父が捕まえたホタルを車の中でみるのみ。セミ捕りも同様子どもの時は、自分で捕まえたことはありませんでした。

そんな私には、なぜか子どもは男子のみでしかも3人。

セミ捕りなどしたことなかったけど「母さん!あのセミ捕って~」の子どもの声。

「えっ?えっ?」

ほかの子のパパは、ヒョイヒョイ捕っている中、わが家はご近所でも有名なパパが不在の家庭でした。

なので、虫が苦手な私も言い訳している場合ではなかったのです。

他のパパさんがセミを捕るようすを見様見まねで必死で虫取り網で捕まえました。

初めて30歳にしてセミに触った感触は今も思い出せます。

虫かごに必死で入れようとした時、手の中で「ゴソゴソ」と動いたセミ。

思わず手放しそうでしたが、母は強し。息子のために何とか一匹捉えたのです。

あの感動は忘れません。

その後、長男が小学生4年生になった夏休み。友だちと信じられないくらいたくさんクマゼミを捕ってきて庭の木の側面にはわせて、家の中にいる私を驚かせたのです。

とにかく「シャーシャーシャーシャー」鳴く爆音なんです。

驚く私を見て「げらげら」笑い転げる少年2人!

それ以来、セミの鳴き声を聞くと「いよいよ!夏の始まり」と思えるのです。

毎年我が家の庭で「シャーシャー」けたたましく鳴くクマゼミを愛おしく思います。

もちろんセミの声を聞いて、子ども時代のキャンプ場や夏休みのプールサイドの情景、高校生時代の夏の補習授業や部活の夏合宿も懐かしく思い出します。

ただ子育て中のセミ捕りエピソードは、セミの声と共に鮮明によみがえります。

今年もいよいよ夏の始まりです‼️








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