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「ラジオネーム やきそば」

こんばんは。
先日うれしいことに誕生日を友人に祝っていただきました。

美味しいワインに色とりどりのお惣菜を用意いただき、気が置けない友人たちと好きな音楽を流して囲む食卓はこの上ない幸せでした。

珍しい食べ物が多かったので、作り方やどこで買ったのかとか聞いては驚いて、その度にありがとうを言いたい気持ちになりましたが、恥ずかしくうまく言えません。「誕生日という建前で食べたかったんだよ」と茶化され、その時は肩の荷がおりたのですが、優しさに気付いた時はその場にいない自分が愚かでした。

次の日、二日酔い気味でお昼ごろに起きてお腹が減ったので、冷蔵庫を開けると芽が出かけた玉ねぎ、ソーセージがあったので焼きそばを作りました。

昨日楽しかったな、とどこかで考えて焼きそばを作っていたら突然涙が溢れ出してきて、嗚咽してしまいました。

ピンと張っていた糸がゆっくり緩んで解けたような感覚でしょうか、とにかくよくわからない感情で鼻が詰まるほど溢れた気持ちが止まりませんでした。

ちなみに鼻が詰まった状態で食べる焼きそばは意外と美味しかったです。これはどういう気持ちなのか、こういう経験はあるのかお聞きしたいです。

曲はThe BeatlesのIn My Lifeをお願いします。


架空のラジオパーソナリティ宛てに書きました。

実際につくったやきそば

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