情報を整理するためのエヌ氏の好きな帽子掛け
オプンラボ 代表 小林です。
企業のサイトの継続的な情報発信は、内部で運用するのはなかなか大変です。社員には本業に集中させて、外部にまかせたいという企業もあり、オプンラボと5年以上お付き合いしているところもあります。取材先からも良い反響があるようなので、今回は担当しているオプンラボのエヌ氏に取材のコツをきいてみました。
小林:取材するときには、どんな準備をしているの?
エヌ氏:インタビュイー(取材される側)について徹底的にリサーチをしていきます。
ここをしっかりやっておくとあとで楽になる、というかスムーズに進むから。その人が過去にどのような発言をしたか、どのような考えやビジョンを持っているのか、などを調べてからインタビューに臨みます。
小林:インタビューする時、定番の質問などはあるの?
エヌ氏:基本はその人の熱意や熱量を伝えたいので、それに沿った質問をします。
小林:熱量は大事だよね。その熱量はどこからきているのかなども含めてね。ちなみに、エヌ氏は年間50人以上の取材に関わっているよね。もっとかな。思い出深いインタビューといったら何をあげる?
エヌ氏:スタートアップのインタビューではどなたも経営者の熱意が伝わってきて、 毎回刺激を受けています。
その他では、『近未来KOSEN Vol.2』の東京工業大学の益一哉学長、JAXAの尾崎直哉さんのインタビューが印象深いです。
小林:確かに! 私も同席したけど、二人の対話は本当に面白かったね。また、エヌ氏もあの時は魂の入った進行だったよね。状況的にオンラインでしか取材できなかったけど、普通にいち視聴者としてワクワクしながら聴いていた。
エヌ氏:しゃちょう、仕事してよ。
小林:いいじゃん、「じゅん散歩*」を見た後、益学長に取材しよう、って騒いだのは私なんだから。
*番組内で高田純次さんに東工大を案内している益学長の雰囲気が気さくで素敵だった。
エヌ氏:調整したのは、おれだぞー。
小林:……さてと。
エヌ氏:無視かよー。
小林:記事をまとめる時って、読みやすく、面白い記事にするために何を大事にしている?
エヌ氏:目的を明確にすること。そして、誰にどんな記事を読んでもらいたいか、読者像を想定することかな。
小林:前のA子の記事でもあったけど、「目的」をきちんと押さえることは欠かせないね。
エヌ氏:ほかにはなるべく平易な文章で、わかりやすくて丁寧に書くことも意識している。適切な用字用語が使われているかどうかもポイントで、そこがぶれていると読んでいる人に不信感を与えかねないので、気をつけています。
小林:話の構成としては「5W1H」を入れる感じ?
エヌ氏:「5W1H」は要件定義として古典的な手法で文章作成だけでなく、あらゆることに応用が利きますが、私はむしろ情報を整理するのに「5つの帽子掛け」を常に意識しています。
情報建築家と言われるリチャード・ソウル・ワーマンが提唱した情報整理の仕方です。アルファベットの頭文字をとって「LATCH」と言われています。ワーマンはこの5つがあれば十分だと話しています。
Location(場所)
Alphabet(アルファベット)
Time(時間)
Category(カテゴリー)
Hierarchy(階層)
小林:ふーん。それはどこに書いてあるの?
エヌ氏:今は絶版だけど『情報選択の時代』という本に書いてあります。
小林:あら残念。絶版なのかー。
エヌ氏:半蔵門の事務所の本棚にありますよ。
小林:あらそう。
エヌ氏:しゃちょうがamazonで買ったじゃん。
小林:というわけでオプンラボでは、企業のオウンドメディアのコンテンツ制作などをしっかりサポートしていきます。エヌ氏ありがとうございました。
エヌ氏:またしてもおれの話は無視かよー。
小林:皆さま、お困りごとがあればお気軽にお問い合わせください。引き続きオプンラボをよろしくお願いします。
じんわりきたら「サポート」もよいですが「スキ」をぜひ^_^