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女優ライトは自分のためというよりは...

変人コレクター 小林です。

オンラインセミナーを運営していると難しいなあと思うのが、男女関係なく講師の顔の写り方です。

例えば、
・顔が真っ黒
・見下ろしている
・斜めを向いている
・生活感あふれる背景

リアルなイベントの時は、会場に集まって同じ環境で話せるので問題ないのですが、自宅から参加する場合は、状況がさまざまです。

顔が真っ黒
顔が暗く見える一番の原因は、背景が明るいケースです。逆光だったり、バーチャル背景が白すぎる場合は、顔が暗い、もしくは真っ黒になり、表情や口の動きがわかりにくくなります。女優ライトもしくは、普通の電気スタンドでも構わないので、顔が明るくなるような工夫をすると、見ている人が「目を凝らして、表情や口の動きを見る」という負担が減ります。

見下ろしている
ノートPCは、少し目線を下げて作業をするので、普段でもカメラも目線から5〜7cmくらい下にある状態になります。さらに、PCの画面の下の方にカメラがついていると、見おろした感じになります。セミナーや会議の時は、高さ5〜7cmくらいの箱をノートPCの下におくと、正面からカメラに向かい、相手も自然にこちらと話している印象を受けます。

斜めを向いている
ディスプレイやPCを複数使っている人に多いのが斜めを向いて写っている状態です。できれば、なるべく目線をカメラに向けることをお勧めします。ただ、ある知り合いは、坊主頭で強面のため、自分が正面で話すと相手が萎縮するので斜めを向いている、と話していました。確かに言われてみると少し落ち着く。このような目的があれば、斜めでもよいかもしれません。

生活感あふれる背景
箪笥の上にこどものプラモデルの箱が置いてあったり(私が指摘されました)、生活感あふれるものがあると、ついそちらに目がいってしまいます。
もしスペース的に可能であれば、本棚や壁などをコーディネートして背景の絵として作りこむ。それが難しい場合は、背景をぼかしたり、色味や明るさを落としたバーチャル背景を用意したりするとよいでしょう。

お勧めは、
・明るく見える顔
・オフィスなどビジネスで違和感のない背景
・カメラを目線
つまり、普通に面と向かっているようにする、違和感をもたせなようにすると、画面の向こうの相手は話に集中できます。

もともと、リアルなイベントでは、話す環境は運営関係者が整えていました。会場設営の際に、司会の挨拶の時の照明や、スピーカーの照明を調整します。例えば、講演が始まったら会場全体は暗くして、スピーカーにはスポットライトを当てる。スポットライトがない会場であれば、プロジェクターの見やすさを確認しながら、スピーカーの顔が見えやすいようにぎりぎりまで会場を明るくするなど。

オンラインになって、参加する場所が別々になり、登壇者の見え方を調整するのはスピーカーの役割になりました。自ら意識して自然に目の前にいるように写っている環境をつくれないと、参加者が余計なことに気をとられず、講演に集中できなくなるのです。

この記事を書いたきっかけは、あるイベントレポートでした。4名の登壇者がいるオンラインセミナーで、記事にスクリーンショットを使おうとしたところ、使いやすい写真はひとりだけで、あとは、暗い、見下ろしている、といったものでした。

画面の写り方が「普通に人と会っているように見える」よう意識すると、終了後の開催レポートに、絵になるスクリーンキャプチャとして優先的に使ってもらえるかもしれません。


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