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市民オペラに参加するということ 15

新年第1回目の練習は、三連休だったのでお休みした。その結果、1月15日が私にとって新年初練習参加となった。練習は3週間ぶり、だいぶ間が空いてしまった。でも会場に到着すると、喜ばしいことを発見する。今日の指導者は、合唱祭でソリストを務められたテノール歌手の大学の先生だ。この先生の指導は2度目だが、前回わかりやすくてとても勉強になった。さっそく気分が上がる。

しょっぱなの発声から、わかりやすい指導だった。肋骨の間を開けて空気を入れ、頭の前後の空間を開いて声を出すというのだ。言葉で書いても何のことだかよくわからないのだが、要は声を内に籠らせるのではなく、外に響かせて声を出す、ということだ。発声がちゃんとできると、当然歌も歌いやすくなる。発声練習が終わると、さっそく曲に入る。今日は「愛の妙薬」を頭から練習する。ここは私にとっても練習するのが3回目なので、もう大丈夫だ。多少怪しいところはあるものの、ちゃんと歌える。

と言いたいところなのだが、今度はまた別な困難が立ちはだかる。ソプラノの参加者が5人しかいないのだ。しかも前回参加していた、断然上手い女性が今日は休んでいる。前回は彼女の声を聞きながら歌っていたのに、いないとなると困難を極める。私は結構声が出るので、5人の中に入ると目立ってしまう。

それこそ他の人の参考になるくらい、私がちゃんと歌えるならいいのだが、いかんせんまだ完璧ではないので、ところどころ間違える。間違えるだけならまだしも、一応歌えるものだから堂々と歌い、正しく歌っている人が私に釣られるので、悪影響を及ぼす。合唱はハーモニーなので、互いに音を聞き合うのだ。でも今日は先生が、間違えてもいいから大きな声を出して歌うようにと言っていたので、私は間違っても気にしないことにする。

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