NFTアートの売上を使って、ウガンダの辺境の村に貯水タンクが届くまで ④
こんにちはSavanna Kidz 運営チームの阿部です。
前回の記事はこちら
NFTアートの売上を使って、ウガンダの辺境の村に貯水タンクが届くまで ③
前回の記事ではNFTやDAOといった技術、コンセプトを使って、どのようにカルング村を支援するか?といった部分について、チーム内で「どんなアイデアが出たか?」、「どんな議論をしていたか?」、「どのように今のアイデアに辿り着いたか?」といったことを書きました。
今回の記事では①アート制作、②トークン設計とスマートコントラクト開発の各パートに分けて、どのように実際のモノづくりを進めていったかについて書いていきます。
①アート制作
まず肝心かなめのアートから。
このSavanna Kidz NFTは、Open Town Projectのはじまりの町であるカルング村(Karungu)で暮らす子どもたちを描いたアート作品であり、カルング村の町づくりに参加するための参加チケット、投票券となるNFTです。
Savanna Kidz NFTのアーティスト
最初にSavanna Kidz NFTを世に生み出したアーティストの紹介をします。
藝大出身のアーティスト兼UI/UXデザイナーのAnnieさんです。
このプロジェクトのアートリードを務めてくれた素晴らしいアーティストさんです!
Savanna Kidz制作中はタイで生活しつつ、ドバイの万博に行ったりとグローバルに飛び回ってて、すごくエネルギーのある人です。
Annieさん中心に、早い段階で画像レイヤーを組み合わせて作成するGenerative NFTアートでいこうという方向性は決め、とりあえず成功しているプロジェクトを調査しました。
調査したNFTアートプロジェクト例
CyberKongz
World Of Women
などなど、20プロジェクトくらい調査。
アートの方向性
次にドローイングを元にアートの方向性を議論していきました。
議論の一部
『人の顔をパーツで組み合わせて、特徴つけるの大変ですね。』
『World Of Womenみたいにかなりデフォルメするとか?』
『動物バージョンは良さそう。』
『Doodlesのデザインは好きです。』
『分かる、曲線がいいよね。』
『私はもっとBAYCなどのような、ちょっとストリート系のデザインが好きです。』
『とりあえず鹿で両パターンつくってみます。』
『やっぱ絵うまいっすねぇ すごい』
『これは個人的に完成度低すぎて見せたくないレベルなんですが』
『俺からしたら高いのですw 』
『ストリートっぽさのあるイメージを残しつつ、子供らしく仕上げることに苦戦しています。』
この二つの案はチーム内でも意見が真っ二つに割れ、最後はAnnieさんの感性、好みでデザインを決定しました。
『チーターのヒゲのラインがダリっぽいなと思いました。』
『もし売れなかったとしても本当Annieさんすごいなと思う出来』
『印象がすごく良くなってきてます!』
『正直自分ではこんなに褒めてもらえると思わなかったのでびっくりしてますw』
ここからは線の微調整をしたり、曲線の調整をしながら完成度を高めていきます。
スマホアプリのようなある程度正解が決まっているUI/UXと違って、好みや感性が大きく影響を受けるイラスト、アートって実に奥深く面白いなー
とか思ってました。(Annieさん自身は本当に大変そうでした。)
この辺で個人的にはアート面白いな熱が高まって、こんな本とか読んでました。(閑話休題)
こうして、アートの方向性が決まったあとはアートパーツの量産フェーズです。この時期のAnnieさんは生みの苦しみで本当にしんどそうでした。
ちょうど時期的には、各所で話題になっていた「プロフェッショナル仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」と同じ頃のことでした。
②トークン設計とスマートコントラクト開発
アートの制作をしている傍らで、今回のプロジェクトのトークンエコノミーの議論、設計も始めていました。
『そもそも、どのようなトークンにするべきか?』
『そもそもそも、どのようなトークンがあるのか?』
『そもそもそもそも、トークンってなんだ?』
『よし、調べてから会議やりなおそう!』
ということで、また終わりなき調査が始まるところで来週へつづく!
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