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【Suren's Labo!】モンゴル国のSDGsに関する取り組み

筆者:ロブサンジャムツ・スレンバートル(LUVSANJAMTS SURENBAATAR)

「モンゴル国持続可能な開発構想-2030」は廃止か

「モンゴル国持続可能な開発構想-2030」には、2015年9月にニューヨーク市で開催された「国連持続可能な開発サミット」で採択された「持続可能な開発アジェンダ」の持続可能な開発目標が盛り込まれています。

国内の経済・社会問題のみならず、世界的な課題となっている気候変動、緑開発問題が幅広く盛り込まれており、環境に優しい生産に基づく開発目標が反映されているところがその特徴です。

また、全国レベルや分野別の開発目標が反映されている上、その実施による結果に関する基準項目も詳細に反映されています。そのため、その実施過程におけるモニタリングや実施プロセスの強化の上で意義があるとされています。

モンゴル国長期開発政策「ビジョン2050」とは何か

「ビジョン2050」(2021年5月25日)が承認され「持続可能な開発コンセプト2030」は廃止されました。持続可能な開発目標がどうなるのか。
モンゴル政府は、ミレニアム開発目標が持続可能な開発目標の前に首尾よく実行されたと結論付けていますが、市民レベルでどのように理解されているかは疑わしいです。

また、モンゴル国では、貧困を含め、持続可能な開発目標(17目標および169ターゲット)がどこに向かっているのかを直接測定して制御することは困難で不明です。

つまり、持続可能な開発目標実施向けの構造・システムの理解等が不足されています。

資金調達方針も注目されています。多くの国家プログラムは資金不足により成功されていません。

特に、モンゴル国では持続可能な開発目標における貧困対策目標は厳しい状況です。現在、都市一極集中問題は貧困拡大、環境汚染等が深刻化しつつあります。

今後、モンゴル国の持続可能な開発目標には国内の経済・社会問題のみならず、世界的な課題となっている気候変動、緑開発問題等がどのように盛り込まれるのか。

また、環境に優しい生産に基づく開発目標がどのように反映され、全国レベルや分野別の開発目標が達成できるかは注目されています。

To Be Continued...

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