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#4.5 Rob Weiss、彼が日本の企業でアソシエイトエンジニアになるまで

こんにちは!
オープンルームでインターンをしている、モデルのケイシーです。

こちらの記事では、ビジネス経験ゼロのモデルの僕が、スタートアップ界隈で難関と言われる不動産業界のDXに挑む、グローバルベンチャー企業で働きながら、不動産業界、DX、そしてSaaSビジネスについて学び、オープンルームの取り組みについて発信しています。

これまで弊社のエンジニアチーム3人のうち2人を紹介してきました。そして今回は最後の1人、アソシエイトエンジニアのRobを紹介します!彼が他のメンバーと如何に違っていながら同じ方向を見ているか、注目です!!


庭で機械を組み上げていた少年が日本でエンジニアになったわけ

C: ようやく2人で話せる機会ができたね!Robの前回のインタビュー記事を読んで基本的な情報は把握したんだけど、もっと深く知りたいことについて、いくつか質問を用意してきました。まず、出身はアメリカのどこ?

R: こちらこそ!ニューヨークのロングアイランド出身だよ。

C: 僕のお父さんはニューヨークのバッファロー出身で、僕自身もニューヨーク市には何度か行ったことがあるよ。年齢は幾つだっけ?

R: そうなんだね!僕は24歳で、多分チームで一番若いね。

C: 多分そうだね。さて、まずはRobの個人の話を聞いて、どのように価値観を形成してきたのか知りたいんだけど、幼少期はどんな子供だった?

R: そうだねぇ、、今と同じような気がするな。分からないけど、幼少期からあんまり変わってないと思う。子供の頃は家の周りで機械を組み上げたり、もっと”いわゆる”な工学に関心があったんだよね。だから長いこと機械工学とか宇宙工学をやりたいと思っていたんだけど、歳を重ねると共にコンピューターにのめり込んでいったかな。

C: いつからコンピューターに関心を持つようになったの?

R: 確か中学生くらいだね。まだ僕がすごく小さい時は自分ではゲームはやらず、兄が遊んでいるのを見ていたんだけど、中学生くらいになると僕や周りの友達もX-boxとかで遊ぶようになったんだよね。その頃からゲームとかコンピューターに関心を持ち始めて、自分でもコンピューターを作るようになったね。

C: その歳ですでに作るようになったんだね!

R: なんだかパズルをしながらテクノロジーを学んでいるみたいで、すごく楽しかったよ。友達とゲームも出来るし。そのパソコンもまだ実家のどこかに転がっているはず。

C: それは凄いね。Robがデジタルの分野に進んで行ったのは自然な感じがするね。

R: そうだね、その流れで高校からは工学の授業も受けるようになったんだよね。機械工学と、電子工学だったな。最初は機械とか電子系の領域に興味を持っていたんだけど、卒業する頃にはソフトウェアとハードウェアに関心が向き始めて、大学ではソフトウェア工学の勉強をすることにしたんだ。

C: なぜこの領域に興味を持って、情熱が湧いてくると思う?

R: 興味を持つようになったきっかけは、飛行機や電車、バイク、ボートとかで、そういった乗り物が小さい頃から好きだったし、今でも技術的な視点から興味を持ってるよ。そして、「今存在しないものを作る」とか「200年前の人が想像だにしなかったものを作る」という考えが好きだね。

C: それは確かに面白いね。日本に最初に来たのは大学時代の交換留学だったと聞いたんだけど、なんで日本に来ようと思ったの?何に惹かれた?

R: これは実は面白い話で、よく色んな人に話すんだよね。最初は日本にくるつもりなんてまったく無くて、英語教授と一緒に南アフリカを短期留学で訪れる予定だったんだ。人文学領域で4単位取らなきゃいけなかったのを2週間で出来るし、良いなと思って。でもその教授が病気だったのか何だったのか忘れてしまったけど突然予定がキャンセルになってしまって、悲しかったけど留学の準備もしてたし、別のところを探そうってなったんだよね。

C: それは残念だったね。

R: 何か面白いところはないかと探していて、せっかくならあまり西洋化されていないところが良いと思ったんだ。それでアジアの国を色々見ていて、日本に目が止まったわけ。僕が日本について調べた限りだと、働く場所としては最悪だったから、「よし、働く環境として日本を選ぶことは無いだろうから、学生の時分に留学して良い部分だけを楽しもう!」と思って。それが日本に最初に来た理由だね。

C: へえ!面白いね!(笑) 最初はどちらかというと日本にネガティブな印象を持っていたんだね。

R: 日本に対してという訳ではないね。食事も自然も全部魅力的だったよ!ただ、働く環境を除いて。

C: じゃあ、そのネガティブな面は結果的にどうだった?

R: メディアで見ていたほど悪くはなかった印象だね。極端な例ばかりが注目されがちだから。

C: 確かに。ちなみにエンジニアリング以外の趣味はある?

R: ハイキングによく行くね、特に天気が良いときは。自然を楽しんだり、外で過ごしたり、新しいところへ行けるなら、なんでも好き。

C: どういうところによく行く?

R: 山梨とか、関東近辺が多いかな。

C: JonathanやGensukeさんはインドアなイメージだけど、Robはもっと外交的な印象だね。

R: 閉じ込められているような気分になっちゃうから、中にずっといるのはあんまり好きじゃないんだよね。それに東京からだと電車ですぐに自然に触れに行けるから、それもここに住んでる良さだし。



よりシームレスな住まい探し体験を

C: ではこれからサービスやエンジニアリングに関することを聞いていきます!まず、フォレストを開発する面白さ、そして難しさみたいなものはある?

R: 面白さはいくつかあるね。まず、面白い技術を使えること、それからユーザーの役に立つものを作れるということだね。一番難しいところはプロダクトをどの方向に持っていくかだと思う。
最初に言った面白い技術に関して、僕たちのチームは小さいからというのもあるんだけど、どのようにプロジェクトを進めるかは大胆に決められるし、どんなツールを使うかも自由で、柔軟に選べる。これは多分一番の魅力かも知れないね。二つ目に関しては、日本の不動産業界はまだまだアナログで、なんでも紙に頼ってるし、働き方として非効率的に感じる。うちのソフトを使えば彼らももっと効率よく仕事が出来るし、彼らのお客さんにとっても良いと思うんだよね。そして難しいことは顧客がどんな機能を欲しているかを事前に予測することだね。今のところ顧客のニーズを上手く汲み取れて来てると思うけど、もちろんまだ道半ばだね。

C: 現状でのフォレストのカギとなる機能はなんだと思う?

R: 今のところは帯がえが要になっていると思うね、ユーザーにも気に入ってもらえているし。ただ、このソフトの真価はもっと奥にあると思っていて、帯替え機能しか使っていないユーザーはまだ水面に爪先を入れただけな気がする。CRM機能やクラウド物件提案、そして今後開発予定の機能を使えば、エンドユーザーはより快適な住まい探しが実現出来るはずだから。

C: なるほど。この仕事のどんなところが好き?

R: 先ほども言ったように、ウチは小さい会社だから、大企業と比べて自分の仕事で直接大きな影響を作れるのが魅力だね。大きい会社の大きいプロジェクトに関わっていると、限定された領域しか触れなかったり、自分の作ったものが直接お客さんに届かなかったりするから。僕が作ったものがお客さんに日々使われていたり、働き方にインパクトを与えているという事実はとても嬉しいね。

C: オープンルームとフォレストを通じて達成したいことはなに?

R: 僕の目標は、仲介業者にとってもそのお客さんにとっても、住まい探しのすべてのプロセスをより良くする事かな。現状のように物件情報や書類をコピー機で印刷したり、FAXして何でも紙で取り扱うスタイルは、決して長続きしないと思うから。僕が日本でアパートを探したときも、仲介会社のサービス自体には満足したんだけど、彼らの仕事の様子を見ていてとても非効率的に感じたんだよね。日本も他の国のように、オンラインで完結したり、よりシームレスな住まい探し体験を提供出来るようになると良いね。

C: アメリカだと住まい探しはどんな感じなの?

R: アメリカだったら物件も必要な情報も写真付きで、すべてオンラインで完結できるね。日本だとなぜか物件の名前すら教えてくれないこともあるよね?「品川駅徒歩5分」とだけあるみたいな。だからアメリカの方が住まいを探すのはずっと楽だね。

C: 国によっても全然違うんだね!



オープンルームは、人や産業に対して影響を与える仕事が出来る場所

C: 次にチームと会社について聞いていきます。以前のインタビューで、仕事を探しているときにオープンルームのウェブサイトを見て興味を持ったと言っていたけど、そもそもどうやってサイトを見つけたの?

R: スタートアップの求人を集めたサイトを見ていたんだよね。正直言って、当時のそのサイトにある企業のほとんどは何をやっているのかよく分からなかったし、サイトもめちゃくちゃだった。オープンルームはその中で抜きん出ていたし、サイトを見てみたらちゃんとした会社だなと理解できた。それでToyoさんにメッセージを送って、そこから全部始まったね。

C: Toyoさんへの第一印象はどうだった?

R: 面白かったよ。彼は会社のことに関してとてもオープンだったし、知りたかったことは全部教えてくれて、真っ直ぐで、とても話しやすかった。だから第一印象は凄くよかったね。

C: 一緒に働いてみてその印象に変化はあった?

R: 今でも同じように感じているね。彼はいつでも仕事に協力的だし、透明性があって、本当に感謝してる。

C: この会社を一言でいうならどんなところ?

R: 一言で、、、ちょっと難しいね(笑) でも、オープンルームは、人や産業に対して影響を与える仕事が出来る場所だと思うよ。

 C: Rob以外にインタビューした人たちを含めて、皆が同じことを口にするのに驚くよ。メンバー皆が同じ方向を見てるんだね。

R: そうだと思う(笑)

C: Jonathanはテックチームには明確な役割分担はないと言っていたけど、Robは主にどんなことをしているの?

R: 僕は主にメインのプロダクト、フォレストの開発と、技術的な業務を担っているね。基本的に全員がプロダクトのすべてに関わっているけど、それぞれがより専門的に携わっている領域もあると思う。僕は特にCRM機能だったり、最近ではビデオ会議機能(IT重説ツール)などがメインだね。それ以外は基本的にすべての仕事を分配して、常に複数のことをやってるから、何をやってるかはいつも変わるかな。

C: 上手く協力しあってるんだね。Jonathanはどんな人?

R: Jonathanはとても協力的で、誠実な人だね。彼は基本的に手放しだから、指針は示すけど、明確な指示は出さない。それでも、どんな業務に関しても彼には気軽に意見を求められるし、彼はいつでも良い答えをくれるよ。

C: Gensukeはどんな人?

R: Gensukeはテクノロジーに対して深い理解があるね。興味も持ってるし、打ち込む気合も持ってる。彼は自分の仕事に対して深く潜り込むことが出来る人だね。

C: それ凄く良くわかるな。JonathanもGensukeもRobのドキュメント能力がチームの助けになっていると言っていたけど、自分でもそう思う?

R: 僕にとって良いエンジニアとはコーディングとか技術的な面だけではなくて、自分のやったことを正確に記録できる人なんだよね。もし僕が明日バスに撥ねられたとして、誰かが僕が途中にしていることを引き継がなければいけない。そうなったときのためにもすべてを明確にしておくことは大切だし、自分にとっても有意義だよね。だって1ヶ月後には今やってる仕事なんて忘れてしまうから。

C: どんなエンジニアがチームには合うと思う?

R: 僕たちはフルスタックで動いているから、広い領域での経験がある人とか、ソフトのすべてを触ることに抵抗のない人が良いと思うな。日本だとエンジニアは、よくフロントとバックの専門ごとに別れているから、僕たちみたいな働き方は珍しいかもしれないし。色々な技術について知っていたり、知る意欲のある人がふさわしいと思う。

C: なるほど。聞きたいと思っていたことは一通り終えたけど、何か最後に言いたいこととかはある?

R: 多分もう根掘り葉掘り聞いてもらえたと思うよ!

C: よかった!とても楽しかったよ。

R: こちらこそ!



Robのキャラクターは良く分かりましたでしょうか?僕が話した印象としては、彼はとてもフレンドリーで、発言が的確でした。そして他のメンバーと性格が違いながらも、同じビジョンを持っているのも興味深かったです。
3人へのインタビューを通して、テックチームの文化を知って頂けたら嬉しいです!それではまだ次回のインタビューで!

Casey


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