🚢船旅魅力化プロジェクト/7月活動報告
🚢船旅魅力化プロジェクトとは?
⇩プロジェクトの詳細は下記リンクから⇩
隠岐諸島と船旅の関係
島根県の北方60kmに浮かぶ約180の島々からなる隠岐諸島には、4つの有人島があります。隠岐の島町には、空港があるため空路を利用して訪れることができます。一方、西ノ島、中ノ島、知夫里島からなる島前地域には、空港が無いため島と島、島と本土は船によって結ばれています。
どの島も離島という特性上、船との関係性は超強力です。隠岐諸島、島前地域においては特に、船は人の移動のみならず、島のお店の商品や島民の荷物などを島へ運ぶ唯一の手段です。この観点から、隠岐諸島において船は生活インフラと等しい存在です。
船旅の課題
そんな島民の生活と密接な船という存在。大きく以下の2つの問題を抱えています。
実は、船員不足の問題は島民の生活に強烈なインパクトを与える問題です。今回は、この問題に焦点を当ててみましょう。船員不足が島民の生活にどんな影響を及ぼすか。
船を運用するためには、最低限必要な船員の数が存在します。つまり、船員が減り続けると、船の運用ができず、運行本数を減らすことが必要となります。すると何が起きるか。船の運用本数が減少すると島へ人やモノ、そして文化などが流れる機会が減少しはじめます。
ざっくりいうと、生活インフラとしての機能が困難となる。当然、島民の生活に支障を及ぼしますし、観光業を産業の中心としている島においては、来島者が減ることは産業の衰退にも強烈な影響を及ぼします。
プロジェクトの目的は?
私達、船旅魅力化プロジェクト(以下、PJ)は先述した2つの課題である、船員不足の解消とお客様の満足度向上を目的として、以下のような船旅を目指しています!?
船旅と地方創生?????
本PJにおける船旅の魅力化は地方創生にも関連してきます。本PJの目的は、先述した通り、現状顕在化している問題を解消することです。
では、なぜこの課題に取り組むか。理由は2つあります。
1つは生活インフラを維持すること、2つ目は離島航路の発展による地方創生です。
運用本数の増加やお客様満足度の向上による離島航路の発展を起因として、離島へ訪れるハードルが低くなることや船旅による移動時間そのものを味わう体験を提供することが可能になると考えられます。
これにより、離島へより多くの人が訪れる機会を作り出すことができ、最終的には観光業の発展促進を始めとする地方創生への取り組みにつなげることも期待ができます。
地方創生を目的とした場合において、様々な手段が存在します。本PJはその手段の1つとして船旅の魅力化に取り組んでいます。また、日本には色々な離島航路が存在します。船旅の魅力化による地方創生という観点の取り組みにおいて、本PJはその先駆けとなると考えています。
7月活動内容
7月に実施した内容は主に3つです。
①隠岐汽船海士営業所での勤務
7月の初旬~中旬にかけては、菱浦港にある海士営業所にて、従業員との関係性構築および営業所における現状を把握するために勤務しました。
この勤務を通じて以下の3つを知ることができました。
営業所で行われている業務内容
従業員の船旅の魅力化に対する認識
業務の改善に対する認識
②隠岐汽船有志メンバー・専門家の方々との顔合わせ
7月末には、隠岐汽船の社内で結成された活動有志メンバーやフォローアップいただく専門家の方々との顔合わせおよび会議を行いました。
この会議にて、PJの今後の方向性や流れは以下のようになりました!
また、今後の方向性を踏まえ、以下のようなアプローチが検討されました。
社員に対する現状を把握するためのアンケート・ヒアリングの実施
ポジティブな成果や提案に関するヒアリングの実施
生活満足度の調査
小集団活動やリスクアセスメントの実施検討
③船旅PJに興味を持ってもらうための募集活動
これまで、大人の島留学では島留学全体の募集に関するイベントはいくつか実施してきましたが、プロジェクト単体での実施はありませんでした。
そこで、7月末には島留学の中でも船旅PJに興味をもっていただいた方を対象としたイベントを東京・日本橋にある離島キッチンにて実施。
イベントには、(一社)全日本旅客船協会 船旅アンバサダーの小林希さんにお越しいただき、「今このプロジェクトに参画する意義」を対話形式で見出しながら、島留学の全体像を掴んでいただくイベントとなりました。
🚢今後の展望
8月からは以下のような内容でガンバって行きます!🏃♂️