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第12章 インディゴの守護者~直観力を高める 「石の精霊の叡智」by Michael Katz(著)

ブルーサファイアの守護者は、私たちを草原の遊び場に連れて行き、そこでは多くの子供たちがボール遊びをしていた。ルールも目的もないようで、決まりがない。ただ、子どもたちは熱心に遊んでいる。

昼下がりの陽が傾き始めた頃、私たちは、なぜこんなに長い時間、この子どもたちを眺めているのだろうと思い始めた。空は暗くなり、子どもたちは夕食のために帰宅するよう呼びかけに応じるようになった。ようやくゲームが終わると、一人の少年が顔を上げてサファイアのところに走ってきた。彼は12歳くらいで、黒い髪と明るい褐色の肌をしていた。サファイアはその男の子の肩を気さくに叩いた。その仕草に、父親が息子を思うような誇らしい気持ちが感じられた。そして少年は、その完璧な藍色の瞳に何か質問したそうな表情を浮かべながら、サファイアの方を向いた。

「彼らはあなたの使命を知るために来たんだよ 。」とサファイアは言った。「知ってるよ、そうだと思った。」と少年は言った。「じゃあ、今彼らと話をして、それから家に帰って食事をする?」

「そうしよう」とサファイアは言った。

少年はオーケー、と言いながら、小走りで坂道を登って行った。私たちは少年の後を追い、村のすぐ近くで、近くの家から聞こえる鍋や食器の音に邪魔されない場所で止まった。少年は、私たちが座るための石を見つけると、「それで、何を知りたい?」と聞いてきた。

「あなたが人間にどのような影響を与えるのか、ソーダライトとの関係はどうなっているのか、教えてくませんか?」とマイケルは尋ねた。

サファイアの守護者はマイケルに目で合図をした。その表情は、静かに、そして確かに、インディゴがまだ少年であること、そして質問をそれ相応に表現することをマイケルに伝えた。マイケルはそのメッセージを受け取った。

あなたが何を知りたいのか、理解できたと思います。たくさんの質問があるようですね。それを整理して、1つずつ答えていきます。

僕はインディゴと呼ばれています。僕は夜、宇宙空間に立つ夢を見ます。僕の下には地球があります。そして、僕の中を光が流れ、地球の内側の岩に届きます。夢の中で岩は僕の言うことを聞き、岩にクリスタルになる方法を教えてます。目が覚めても、僕が岩に教えたことをすべて覚えているわけでははない。だけど、岩が話を聞き、学び、そして動くのは覚えています。そう、僕の指示で実際に分子が動くんです。

もうひとつ覚えているのは、僕の中に流れている素晴らしい光です。どこから来るのかよくわかりません。僕の内側から来るのではありません。まだ見たことのない未知の場所、僕の頭上にあるどこかから来るようです。それは僕の全身に流れ、特に目と心を通ってます。

これが、僕が眠っているときの姿です。 ただ、目を閉じるだけでも、地球を見下ろしたその場所に行くこともできます。

ソーダライトのことは聞いたことがあります。サファイアは、地球上のすべての宝石について教えてくれます。。僕が学ぶべきことがたくさんあるのはわかっています。他の子どもたちはサファイアの話を聞くことができないので、僕は特別なんだと思ってます。でも、他の子から変に思われないように、静かに勉強するようにしてます。 わかりますよね。

内なる世界の神殿

 「他の方で、宝石について教えてくれる人に会ったりしますか?」とマイケルが尋ねた。

はい、他にもいます。僕は、高い山の上にある近くの神殿に連れて行かれ、その神殿にはドーム型の部屋があります。その部屋の真ん中には、僕が今まで見た中で1番美しいインディゴの宝石(カットされた)が置かれてます。僕はこの宝石を知っているような、この宝石が僕の友人であるような気がして、この宝石を研究しています。この宝石からは、深い藍色の光が放たれ、部屋中、そして地球の大気へと流れています。

神殿には、白い髪、白い髭、白いローブをまとったマスターがいます。彼はこの神殿の守護者です。マスターは僕の隣でこの宝石の前に立ち、どの側面に注意を向け、この宝石をどのように研究すべきかを教えてくれます。夢の中で、僕はこれらの研究から学んだ情報を岩石に教えています。僕がこの完璧なインディゴ石のビジョンを意識に留めておくと、岩はこのイメージを見て、何に成長していくべきかを知ることができるようになります。

「あなたの夢は、地球という惑星についてだけですか?」マイケルが尋ねた

そうです、ここが僕の故郷ですから。

「神殿にはどうやって行くのですか?」「あなたの村を囲む山々は、旅には険しすぎるようなので。」とマイケルは尋ねた。

そんなこと、考えたこともなかった。僕はそこにいるのだから!

ある瞬間、僕はここにいて、山を見たり、または、ベッドに横たわって天井を見たりしています。また次の瞬間、僕はそこにいる。不思議なことでもなく、難しいことでもない。ただ、そうなるんです。神殿のことを考えるだけで、そこにいることになるんです。

「その神殿を訪れたときに学んだ情報、たとえば岩に何を教えているのか、教えていただけますか?」

岩に何を教えたかはよく覚えていません。ただ、パターンや数字、配列など、僕がまだ理解していないものが含まれていて、具体的なものだということだけはわかっています。インディゴの宝石を研究するうちに、僕は信じられないようなことを知るようになりました。信じられないのは、それが自分のことでもあると、心の中でわかっていることです。僕は、自分が思っている以上に、この宝石と密接に繋がっているようなのです。とは言え、自由には責任が伴うと言われてます。僕が年を重ねると、その意味も理解できるようになるのでしょう。

「信じられないようなことをいくつか教えてもらえますか?」 とマイケルが尋ねた。

少年は考え込むように止まった。あなた方はここでは見知らぬ人です。ここには知らない人は来ません。人によってはここでの生活が大変すぎて、すぐに出て行くんだろうけれど。だからよそ者が長居することはありません。遅かれ早かれ来客があると聞かされてはいたけど、僕が今までここで出会った人はいません。神殿での授業で、みんなに順番が回ってくるから、もう人前で話したことはあるんだけども。

信じられないような話なんですが、僕が地球にある岩石に宝石になるよう手助けをしているそうなんです。それが地球や人々の役に立つと言うのです。それが僕の誇りなんです。この谷から出ていけなくても、地球全体とそこに住むすべての人に触れることができるのだから。もちろん、この谷に閉じこもっているわけではなく、神殿や他の場所に意識を向けるだけで、そこにいることができるので。

僕の友人で、何人がこのようなことができるのか知りません。 正直質問したこともないですね。

「ご両親は、あなたの体験をどう思っているのですか?」

僕はブルーサファイアのガーディアンと暮らしています。僕は彼をお父さんと呼んでいます。本当の父親ではないと思いますが、住居を共にし、村の人たちは、彼が僕の父ではないことを知っていると思います。でも、父親がいるのはいいことだし、お父さんは僕の面倒をよく見てくれます。村人たちはサファイアと呼ばないけれど、彼の名前を知る必要もないでしょう。個々の性格が関わらない方が、教えが純粋に保たれることを実感しているのです。

「君は何歳ですか?」

12歳、もうすぐ13歳です。

「大人になったらやりたいことはありますか?」

あと数年もすれば、他の大人たちと一緒にこの谷の外へ長い旅に出ることができる年齢になります。徒歩で旅すると、他の村に着くまでに何日もかかることがあります。

その旅から帰ってきた人たちは、みんな素敵な話をしてくれます。それが僕の楽しみなのです。

インディゴレイ THE INDIGO RAY (藍色の光線)

インディゴとしての僕の最初の任務は、地球に対するものです。僕は、地球がインディゴレイをより多く受けると何が起こるかを教えてもらいました。それは空気をきれいにし、生命を新しくします。地球がどうなりたいかを夢見ることができるようになり、そしてその夢が実現しやすくなるのです。

今、地球には、今よりもっと偉大なものになりたいという夢を抱かせるだけのポジティブな力が存在しています。そして、その夢が叶ったとき、地球はより大きな存在になるのです。そういう意味で、インディゴレイは活力をもたらす効果があります。

これは、インディゴである僕が、人に対してもできることだと思うんです。石に宝石になるように教えた後、人が宝石のように、その人の中にある光で輝けるように教えることができるのではないか、と考えています。

地球上にインディゴのクリスタル(結晶)が多ければ多いほど、インディゴの光はそこに住むすべての人に影響を与えることができます。

人間のオーラ全体に影響を与えることができるのに適した形でインディゴクリスタルを身につけるべきです。僕の想像では、インディゴクリスタルが丸い形をしているときに、それを実現しているように見えるのです。

インディゴの光がオーラの中に十分に入り込むと、その人のなりたい姿や本当の夢がより鮮明に見えてきます。インディゴを身につけ続けることで、その夢を叶えようとする力が働くようになります。

「白昼夢や夜の夢ということですか?」マイケルはそう尋ねた。

その答えを強調するように、インディゴは立ち上がった。人々の夢、つまり理想や目標、そして自分の人生の主導権を握り、「これが私のなりたい姿であり、知りたいことであり、表現したいことだ 」と言う能力です。人々がインディゴの宝石を身につけると、インディゴレイがオーラに入り、これらの目標がどのようなものであるか、どのような目標に到達できるかを教えてくれるでしょう。この教えるという側面が、僕のミッションの中で最も重要な部分だと思っています。今は練習を積んでいるのだと思います。

僕は教師であり、石に教育をしています。これからの時代、夢の中だけで教えることはないだろうと感じています。やがて僕は、直接人と接し、その人の可能性を教えるようになるでしょう。そして、インディゴの宝石を身につけることで、その可能性を実現する方法を学んでもらうのです。

あるとき、僕はもっと知りたいと思い、イライラしてしまったことがあります。僕はすぐにに山の中の神殿に連れて行かれました。なぜか、そのインディゴ石の中に自分がいたのです。突然、僕は自分のこと、内なる世界のこと、宇宙のこと、そしてインディゴ・レイのことをすべて知りました。白い光のことも、インディゴレイの起源も、それがどこにつながっているのかも。しかし、僕はまだその知識に対して準備ができていませんでした。あまりの情報の多さに圧倒され、2週間ほど病気で寝込んでしまいました。

少年は笑った。もう二度とあんなことはしない!でも、そのおかげで忍耐力を身につけることができました。学ばなければならないことはたくさんありますが、これからは、彼らが教えてくれることを学ぶだけです。そして、彼らは僕に教える覚悟があるようです。 

僕は情報を吸収するのが得意なようです。情報が自然と僕の一部となる。 どこに保存されているかはわからないが、すべてが頭の中に保存されているわけではないことはわかります。彼らは、僕の意識(マインド)が十分に開いていて、情報を絶えず取り出せる場所に保存できるかどうか、いつも試しています。

ソーダライトについて尋ねましたね。僕はソーダライトについても多くのことを教わりましたし、そのガーディアンにも会いました。彼のことを話すのを避けていたのは分かっています。彼は僕が忘れたい人物なんです。なぜか性格がぶつかり合って、不快な思いをさせてしまうんです。サファイアは、僕たちは似ているところが多いからだと言います。

ソーダライトのガーディアンと一緒にいたとき、僕はただ反抗したかった。彼の言うことにすべて反対したい、協力もしたくない、典型的なティーンエイジャーのような気分でした。サファイアに対しては、このような行動をとったことはありません。彼は親というより友達のような存在で、馬が合うのです。

なぜソーダライトに対してあのような行動をとったのか、今でも理解できていません。その後、僕は馬鹿らしくなって、謝りたくなりました。でも、彼は僕の行動にそれほど驚かなかったようで、なんとなくわかってくれたような気がしています。むしろ、僕の行動を素直に受け止めてくれたように思います。とにかく、僕たちの宝石の共通点のひとつは、吸収する能力です。インディゴの結晶がどのように何を吸収していくのか、その方法はインディゴがソーダライトのように成長しなくなればなるほど、変わっていきます。

ほら、僕が夜に教えている石はソーダライトなんです。インディゴは再び自分の思考に戻り、続けた。だからかな、実際に会うとあまり仲が良くなかったのは。夢の中では違うんだ。

内なる不調を吸収する

 「ソーダライトは、地球の大気中の汚染やあらゆるネガティブなものを吸収するというのは本当ですか」とマイケルが尋ねた。

そうです。しかし、ソーダライトがより完璧な形で結晶になったとき、その結晶は別のものを吸収するようになります。彼らの主な焦点は、インディゴ・レイの目的と機能をサポートすることです。

そうすると、インディゴである僕は、肉体的、感情的、精神的に人々の役に立つために使われることになります。僕は将来、そのような使い方をされることを知っています。今はまだ、こういったことをする準備ができていないのです。僕はとても強い人間に成長すると言われていますが、インディゴの宝石もまた強くなっていくでしょう。将来、インディゴはヒーリングストーンと呼ばれるようになるでしょう。身につける人の潜在能力や夢の実現を妨げている、肉体、感情、精神領域の不調和を吸収してくれるからです。

実際、インディゴの宝石の周波数は、不調和な状態をゆるませます。そして、より多くの生命力が不調和なエリアに流れ、その周りをスピンしていくようになります。これにより、不調和がより明確になり、その結果、不調和を解消し、そこから解放されていくことができるようになります。インディゴも生命力も、あなたのために物事を解決してくれるわけではありません。自分で解決しなければならないのです。でも、きっと助けになってくれます。

これが僕のワクワクするところです。もっと直接的に人の役に立つことができるようになりたい。もちろん、僕はこの谷を離れることはないかもしれない。その代わり、夢で見たように、僕が地球に教えるとき、不思議でパワフルで美しい力が僕の中に流れ込み、宝石の可能性を秘めた石にその力が届くように、きっとこの先も、同じ力が僕の中を流れて、インディゴの宝石を身につけた人たちに届いていくのだと思います。

「今あるインディゴのクリスタルはどうなんですか?」「このインディゴと未来のインディゴは違うのだろうか?」とマイケルは尋ねた。

今あるインディゴは、まだ透明度が十分ではありません。カラーレイがまだ定着していません。インディゴの結晶は、まだ学ぶべきことがあるのです。地球は、夢を実現するために、結晶体の宝石とともに行動しています。人間が自分の夢を実現したいのであれば、地球や太陽の形に丸くカットされた石を使ってください。そうすれば、結晶は太陽のようになり、そのエネルギーはあなたのオーラに放射され、あなたの存在のあらゆる部分に触れることができます。

夕食に招待しようと思いましたが、サファイアはそうしないほうがいいと考えているようです。

「情報を共有してくれてありがとう。」と、マイケルは言った。

僕はベストを尽くしましたよ。学びたいことを学べただろうと思っています。

「はい、本当にすばらしかったです。」

ありがとう。

「また会う日まで、祝福がありますように。」

さようなら。祝福がありますように、と少年は言った。そして、迷うことなく、月明かりの中、坂道を上っていった。サファイアは少年をしばらく見てから、あなた方がこの情報で、インディゴへの理解が深まることを願っています。あなたの星で働く力の存在、未知の力が働いていることに気づいていかれることを願っています。

「とても助かります、新しい視点を与えてくれて。」とマイケルは言った。

「明日の夕方、あなたはカーネリアンの守護者と会うことになるでしょう」とサファイアは言った。そして、サファイアはケープ(マント)を身にまとい、フード(頭巾)で頭を覆った。「おやすみなさい、そして祝福がありますように」と、マイケルと私はほとんど声を揃えて答えた。サファイアは私たちに半分敬礼のように手を振り、少年の後を追って丘を登っていった。彼らがいなくなると、グループはカーネリアンに会えるかもしれない場所について話し合い始めた。私たちは、その場所が宇宙のどこにあるのかを推測することしかできないので、スピリットの導きを待つことにした。おやすみなさいを言いながら、一人ずつ谷から姿を消した。私もソファの上で安らかに横たわる肉体に戻って行った。

第13章 カーネリアンの守護者
https://note.com/open_art/n/nafc0059fc62d

Indigo の選び方、使い方など
https://gemisphere.com/search?type=product&q=*indigo*

治療用インディゴネックレス

石の精霊の叡智」マイケルカッツ(著)
"Wisdom of the Gemstone Guardians" by Michael Katz (Author)



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