「エンゲージメント」にふれてみて
「エンゲージメント」という言葉とふれあいました。
今まで読んだ本に出てきてた?程度の言葉で、直接ふれあうことはないかなと思ってましたが、ご縁なのか?本業でも、副業でも同じタイミングでふれあうこととなりました。
キャリアコンサルタントとして学びの多い領域でしたので、書籍・ネットなど情報収集や本業のプロジェクトメンバーたち優秀な後輩たちから多くを学び、没入中なキーワードです。まだまだ入口ですが振り返ります。
エンゲージメント って何?
「エンゲージメント」・・・engage する??
従事する、関わる、だよね、といった英語の初歩を振りかざしてみましたがピンとこず、わたしが行き着いた先は「魅了する」でした。絵画・音楽・スポーツ・人物・考え方・立ち振る舞いなど人の心をひきつけていることが「エンゲージメント」と、私なりに解釈するところからスタートです。
まだまだ企業におけるエンゲージメント向上の構造やアクションが少しずつ理解している途中ですが、この大前提「心をひきつける」は忘れてはならないキーワードだと考えています。
企業のエンゲージメント向上施策
では企業において「従業員が魅了されている」とはどういう状態なのかという話になりますがどうもうまく表現できません。
例えば、
没頭して今までにない集中力を仕事で発揮している。チームで結束力を感じる。無我夢中。一心不乱。などなど。
状態としては、「この場(職場)にいることの充足感や集中」。これが仕事に魅了されているようだとなります。
例えば、学生時代の部活やサークル活動、子供のころの遊びの場面などが思い出されます。私たちアラフィフ世代や少し下の世代はハードワークが許容された社会人時代を経験しているので、当時の仕事が「魅了されていたもの」として思い出されるかもしれません。
しかし現代では、働き方改革やワークライフバランスといった世界観があり、当時とのアンマッチがどうしても頭をよぎります。この思い出の中の充足感と、現代の働き方のギャップが大きなポイントです。特に企業の上層部や先輩といった「ハードワーク経験者」にとって「心の片隅にある過去の価値観(生存者バイアス)」が大きなハードルになると考えます。もちろん過重労働や長時間労働につながらないことも、エンゲージメントが長く続くことには重要です。
上司や先輩にとっては、経験をうまく伝えられない、イージーに過去を踏襲できない、難しい時代になったと痛感しています。
次に、エンゲージメントサイクルのスタートはどこからか?が最重要だと考えている話です。わたしの考えるエンゲージメントサイクルを下に表してみました。
エンゲージメント向上活動は、「① 働きやすさ、やりがい、指針の共感」を会社が提供することから始まるところが重要だと考えています。
なぜ重要なのかというと、ここでもパラダイムシフトが必要だからです。
先ほどの「ハードワーク経験者層」には、いや、その前の時代から日本で古くからある日本企業の当たり前がありました。
1997年に社会人になったに当時はよくある考え方だったと記憶しています。
そんな感覚が残る世代にとって、①から始めないとと言われても、なかなか受け入れられない(かも)ということです。そんなもの従業員の責務のひとつだよ、というコメントが聞こえてきそうです。
「②従業員の活力・没頭・集中・熱意」をあげるためには「①働きやすさ、やりがい、指針の共感」を企業が従業員に提供することから始まることを、経営が本気でて受け入れる。ことが大切だとわかりました。(意外とムズかしいんですよ笑)
初心者の結論
まだまだエンゲージメントにふれあって初心者の私ですが、とりあえず現時点のチェックポイントは以下になると考えました。また知見が広がれば、第2弾とさせていただきます。
従業員の心を魅了している(ひきつけている)状態をエンゲージメントが向上している状態とし、企業活動の成果をあげる施策としては大きな効果がありそう。
現代の価値観(たとえばワークライフバランスや働き方改革など)の中で、その状態を作り上げることは経験則だけではムズカシイ。
このエンゲージメントサイクルを現代で回していくためには、「はじめの一歩」は企業側からでないとムズカシイ(かも)。
結局、越えなければいけない課題の認識からでした。
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