親友のような絵本。
こんにちは。 絵本ライフスタイリストのうたむらあかねです。
読み聞かせ活動を始めた頃、図書館通っていて度々目にした光景です。
子ども 「ママ、この本を借りたい」
ママ 「あぁ、これはこの前も借りたでしょ? 違う本を選んできて」
この会話を聞くたびに残念だなぁ…と感じていました。
お気に入りの本があるってことは子どもにとってかなり幸せなことなんです。
思い出してみてください。本に限らずコレを見ていると(手にしていると)嫌なことも忘れるなぁ…とか、ひたすら癒されるよなぁ…というものがあった子ども時代を。
大人にだってありますよね。
そういう本に巡り合うってことはソウルメイトに出会えたくらい幸運なこと。
借りてほしいと子どもが言ったら、それこそ百ぺんでも万べんでも借りる。めんどうになったら買う。ってことをお願いします。
ちょっと繊細な面があって。友だちの言ったことを気にしたり、自分の行動に自信が持てない、後悔があるってことが多かった次男は同じ本を連続して読むことが多かったです。
理由は不明ですが3歳時では「ふわふわくんとアルフレッド」(ドロシー・マリノ/作 石井桃子/訳 岩波のこどもの本)。
幼稚園時では「きみなんかだいきらいさ」(ジャニス・メイ・ユードリー/作 モーリス・センダック/絵 こだまともこ/訳 冨山房)をそりゃ何度も読みました(読み聞かせさせられました)。
幼稚園に登園する前には必ず「きみなんかだいきらいさ」を読んでくれと言います。それを読み終えると「よしっ!」という顔になって出かけます。
きっと絵本が鎮静剤のような役目を果たしてくれていたのかと。
子どもの「また読んで」を聞いたら小躍りして喜んでください。
親友のような本がみつかったのですから!
では、また。