
岸田総理への手紙
※こちらの手紙は2021年10月21日に「ヤシノミ作戦」の記者会見で読ませていただいたものです。会見の動画はこちらをご覧くださいませ。
岸田文雄様
この度は、内閣総理大臣へのご就任、誠に喜ばしいことと、謹んでお祝い申し上げます。
今年3月、「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」が発足し、私も設立総会に呼んでいただきました。
そこで配られた議連の役員一覧には、顧問として岸田文雄様、甘利明様、野田聖子様、河野太郎様、石破茂様、小泉進次郎様ら、自民党内でも特に有力な議員の方々の名前が載っておりました。
私はこれを見たとき、「これでついに自民党内でも議論が進むのだ。制度の実現に向けて動き出すのだ」と喜んだものです。
しかしながら、今月12日に自民党が発表した衆院選公約の政策集では、原案に記されていたはずの「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方についてさらなる検討を進める」との一文が削除されていました。
自民、公約の夫婦別姓検討を削除 - 慎重派に配慮かhttps://t.co/FMCjSun9lt
— 共同通信公式 (@kyodo_official) October 12, 2021
選択的夫婦別氏制度を進めないばかりか、検討を進めることすら約束できないということです。
私は大変がっかりしました。ひどく落ち込みました。
というのは嘘です。だいたい予想通りです。
菅前総理も同じでした。個人としては選択的夫婦別氏制度に賛成しているけれど、自民党としては、賛成するどころか議論することすら国民に約束しない。曖昧にしたまま放置する。歴代の総理大臣からは一貫した強い姿勢を感じます。
これは、見方を変えると、私からの援護射撃を求めておられるのだと思います。
「青野くん、なんとかしてよ。俺だって進めたいんだよ。でも、怖い人が反対してくるんだよ。あの人たちさえいなくなれば、俺は絶対に進めるよ」
そんな心の声が聞こえてきます。
わかりました。私は決意しました。
今回の衆院選では、政党に限らず、選択的夫婦別氏制度に反対するすべての国会議員を落選させることを。
これが岸田様から私に託された使命なのだと思います。
私はこのプロジェクトを「ヤシノミ作戦」と名付けました。ヤシノミを落とすように、日本国民が力を合わせて反対議員を落としていく。
まずとっかかりとして、反対する国会議員を所属政党に関係なくリスト化し、ネットで公開しました。これをヤシノミ候補リストと呼ぶことにしました。
ヤシノミ候補リストには、選択的夫婦別氏制度に反対する議員に加え、同性婚に反対する議員も挙げました。この2つの制度は、国民の多様な結婚のあり方を実現するために、セットで進めるべきものです。
現在のところ、160人がリストアップされておりますが、そのうち152人が自民党の議員です。(注: 10/31現在は248人中187人が自民党の候補者です。)
この全員が落ちると、自民党は与党ではいられなくなるかもしれません。しかし、そんなことよりも国民の幸せが大切だとの思いは、岸田様も私も同じです。
ただし、僭越ながら進言させていただきますと、もし与党のままでいたいと思われるのであれば、もう一度公約を変更する手もあるかと思います。
なにはともあれ、10/31がたいへん楽しみです。
それでは、日本に変革をもたらすヤシノミ作戦に、どうぞご期待くださいませ。
岸田文雄様へ
青野慶久
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