泣きたいときに読むnote、感謝の気持ち
今日は、ご報告があります。
年内で職場を退職することになりました。
その時のことをすぐに書いたのですが、投稿しようか迷っていました。少し長い話になります。
よろしければ、お付き合い下さい。
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ある日、出勤すると理事長に呼ばれました。
12月末で辞めてほしい、と言われたのです。
職場の経営難が原因でした。2020年のコロナ禍でフィットネス業界は真っ先に営業できなくなりました。私の働く施設は前払いの月額制です。休館のため会費をすべて返金しました。退会の嵐で多くの会員さんが去りました。2ヶ月も営業できず、その後も自粛、退会が相次ぎました。
もともと経営難だったこともあり、この頃から外部コンサルタントと系列病院のアドバイザーを迎え入れました。
職場に正社員は元々いません。パートのスタッフだけで回していました。この2人が新たに責任者とシフト管理者になったのです。
数名インストラクターの先生を解雇し、スタッフがレッスンを受け持つことになりました。そしてアルバイトを新しく増員。時給の安いスタッフがレッスンを担当することで人件費を削減したのです。
その上で、月会費を1000円値上げしました。
こんなふうにレッスンの質を落として会費を上げて、会員さんは離れていくと思ってました。けれど、プロのインストラクターの先生のレッスンは有料でスタッフのレッスンは無料としたため、不満は上がりませんでした。
乗り切っているのか、いないのかも分かりません。ただ赤字だということだけ伝えられていました。現場の大変さなど、お構いなし。机上の空論で施策が進みました。
スタッフは何人も辞めていき、その度に新しく採用するのです。
この3年間、赤字を回避できる総会員数に達することはありませんでした。新たに入会しても、どんどん退会していきました。
そして2023年、増やしたスタッフを解雇することになりました。最低限の人数でやっていくと。経営陣は営業時間の短縮を決定しました。レッスンも減らして人件費を削減すると言い出したのです。
あまりにも突然の出来事でした。上で何が進められているのか何も知りませんでした。そして、いざ自分の番になると、分かりましたと言うしかなかった。
でも、帰り道も家に帰ってからもモヤモヤして。
7年、勤めた職場です。辛いことも多かったけど大好きな仕事を辞めなければいけないなんて。
本当は、とても悔しい。
もの凄く悔しい。
なんで、現場を何も知らない外部に振り回され、最後には辞めさせられなければならないんだろう。もっと上手く立ち回っていればよかったんだろうか。
そして寂しい。
会員さんには、どう言えば良いんだろう。
明日もレッスンがあるけど、できないかもという心境でした。精神的ストレスが大きすぎて、吐きそうになりました。悔しさをバネにできるほど、強くもないのです。もう今夜は眠れないかもしれない。
とりあえず、泣いてスッキリしようと思ったんです。泣きたいときの『泣き歌』とか『泣き本』があると思うのですが、私には、その『note版』がありまして。
読むと必ず『泣けるnote』。読んだら泣きそう…というのが、雰囲気で分かっていて。軽い気持ちで開くと泣いてしまいそうなnoteを、泣きたいとき用に残しておくんです。過去に読んで泣いたnoteとか。
今だと思って読みました。
号泣。
でも、泣いたら一気に楽になりました。
ここまでが、当日のこと。
数日間モヤモヤは続きましたが、落ち着いてから最近新しく追記しました。
このあとの部分です。↓
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noteには本当に文章が上手な人が多いですよね。でも、それ以上に『体温がある』と思っているのです。文章に温度がある、という表現が正しいのかは分からないのですけれど。血が通っているというような。
自分では上手く言葉にできなかった感情がnoteにあったりして、出会うと泣いてしまう。そんなことが何度もありました。
noteを続けていて、よかったです。美しさを楽しむ心を思い出せた。闇に飲み込まれそうになるところを引っ張り上げてもらったこともあるのです。
それまでSNSとは無縁の人生でした。2022年にnoteを始めて素敵な世界だと思いました。表現すること、作ること、アウトプット。けれども、書くことは私にはとても難しくて。時間もかかってしまい、なかなか書けないときもありました。
今は、すべての『表す人』に敬意を抱いています。
たくさんのnoteを読みました。大きく心を動かされることもありました。感情移入することもありました。たくさんのコト・モノ・気持ちを教えていただいた。
みなさんのnoteを読んで、私の世界は間違いなく広がりました。本当に感謝しています。
来年から、新しい人生を歩みます。
もっと上手くやっていればと悔やむ気持ちもあります。訳の分からないことも理不尽なことも本当に多かった。母を介護しながら働くのも理解してもらえていなかった。
けれど、いい経験だったと思えるような未来にしていきます。かならず。
ここで書いておけば気持ちを忘れないと思うので。
仕事や介護で、この3年くらい死んでたような気がします。でもこれで、自分らしさを取り戻していけるという感覚があります。
解雇を言い渡されたときは本当にショックだったのですが、数日たつと心が生き返ったようなのです。それはもうビックリするほどに。久しぶりに就活しないといけないので、悲しんでばかりもいられませんしね。
そして、だいぶ過ごしやすくなってきたので散歩しようと思います。大きな自然に元気をもらってきます。いい写真が撮れたら、また以前のようにnoteに書きたいです。
noteはゆっくりと続けていきたいです。
自己紹介文も変えないと。
私の仕事は変わっても、noteは変わらずにあってほしい。そういう場所が、あり続けてくれることを願っています。