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ストレートな私と姉。楽しかった旅行後にケンカした行方

10月26日から軽井沢へ2泊3日の旅行へ出かけました。

発端は夫の発言。

「勤続15年のお休みが、海外赴任中で取得できなかった。今から休めるけど、旅行に行く?」

発言から遡ると、私の母を旅行に連れていきたいと夫に相談していました。

母は2015年から父の介護をしているので、息抜きにキレイな自然を見せたかったのです。

祖母との突然の他界から、いつ自分や母にも突然の別れが起きるか分からないことを実感。

元気なうちにいろんな場所へ行きたいと誘ったのですが……。


父の症状が芳しくなく、泣く泣く見送りとなりました。

母は残念でしたが、姉と弟も一緒に誘ってました。幼少期は金銭面での苦労もあり、家族で行った旅行数えるほど。
だから、どうかなと。

姉と弟からの回答はその時ありませんでしたが、おばあちゃんは来られないことを子どもたちに伝えると、

「おねえちゃんにきてほしい!」と熱烈なラブコール。子どもたちは私の姉が大好きなので、一緒に出かけたかったみたい。

姉に強力にお願いして同行してもらいました。

それなのに…
私の伝え方の悪さで急転直下で険悪なムードに。

性格がまるっきり違う姉と妹

私たちはいつもこうです。
親密に事が運んでいたと思っていたのに、ボタンを掛け違うと途端に暗い雰囲気に。

それもそのはず。
姉は石橋を叩きまくる慎重派。
私はとりあえず行動しながら、考える派。

まるっきり正反対の性格なんです。

それでも、社会人のときは、2人で日本全国を旅しました。

  • 北海道

  • 鹿児島

  • 岡山、高松

  • 岩手

行ってみたい場所も似通っていたので、神社仏閣や世界遺産、景勝地など、自然が多い場所を訪問。

姉妹だから気兼ねは不要。
ストレートに伝え合うので、強く伝わりすぎて必ず旅行中に険悪に。
しかも、お互いに譲らない頑固者。

お互いに何でわかってくれないのだろうと、思っていたこと数知れず。

そんな過去を踏まえてきたはずなのに、今回も階段を踏み外してしまった。

詳細は割愛しますが、私が正確に伝えなかったことに落ち度があります。

ライターとしてあるまじき行為。
反省……。

今になれば冷静になれるのに、私も疲れていて、強気に出てしまいました。

あとで振り返ると、引けばイイと分かるのに、なんで応戦してしまうのだろう。

結局、最低限の会話をして、姉は子どもたちと就寝しました。(寝かしつけまでしてくれるなんて、ありがたい限りです。)

気持ちを切り替える掃除を開始

悶々としていたら、掃除をしようと思い、手始めに玄関の水拭きからスタート。

子どもたちの手口を拭くためのウェットティッシュを2枚取り出し、半分折り。
玄関の扉側を右端から左端に向かって拭き始めます。

手には、玄関の砂や砂利の感触が伝わります。
思った以上に汚れているみたい。

次は左端から右端へ。
さらに髪の毛をキャッチしていきます。
往復するだけで真っ黒。
折りたたんでいたウェットティッシュを広げて、汚れた面を内側に折り込む。
さらに、拭いていきます。

玄関の半分を拭いたころには、ウェットティッシュは真っ黒。砂利が落ちないように丁寧に丸めて、新しいウェットティッシュをスタンバイ。

残り半分を拭き取るうちに、動作に集中できて、モヤモヤした気持ちは切り離されました。

最後は溜まった髪の毛を指で挟み取りながら、拾い上げて終了。

玄関がスッキリすると、エンジンがかかる。

次は洗面台と鏡をキレイにします。意外と水アカが溜まってるんですよね。そして、拭き取り終わると、汚れがなくなりスッキリ。

最後は、お風呂の排水溝に取り掛かります。

排水溝はお風呂のお湯が流れ出るため、髪の毛が丸まって鎮座しています。
直径4〜5cmはあるでしょうか。

前はいつ掃除したんだろう?
記憶が思い出せず、断念。

溜まっていた髪の毛のほか、水アカや赤カビ?、ぬめりもキレイに流す。

ぬるぬるした汚れと一緒に、私の心に渦巻いていたわだかまりも流れていきました。

そこで、ふと思ったこと。

今日が最後かもしれない

元々は、いつなにが起こるか分からないから、母や姉を誘いました.

実は私がシンガポールにいるときに、祖母が突然亡くなってしまい、最後に立ち会えなかったんです。

そのときの後悔が蘇りました。

姉だって同じなんだ。
年齢なんて関係ない。

今回の旅行が最後になるかもしれない。
このままケンカ別れして、現実になったらどうする?

そんなことを想像すると、後悔が目に見えてきました。

変なプライドに支配されずに、明日は謝ろう。
私が悪かったと。
そして、願わくば、またわが家に来てほしい。
また、一緒に旅行に来てほしいと伝えよう。

姉がなんと回答するかは分からない。
私の希望する言葉ではないかもしれない。

それでも、あの時こう言ってよかったと思うだろう。
だから、私は明朝に謝ります。

結果如何に関わらず。

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