在宅ワークの母の背中を見た、6歳の娘の変化
今日は、娘が学童から帰る時間に打ち合わせが入っていた。
そのため、玄関にこんな張り出しをした。
すると、打ち合わせ中に静かに扉が開いた音が聞こえた。扉を隔てた向こう側に、娘の存在を感じる。
いつもはインターホンを鳴らして、私が出るのが通例。でも、今日はママがいるのに初めて1人で入ってくれた。
どんなことを感じたのだろう?
振り返ると私の母も物心ついたころから、内職をしていた。
部品が油まみれのため、母の爪や指の皺はいつも黒く染まっていた。私たちが家に帰った後も黙々と作業していたこともあったし、夕飯後に仕事を再開していることもあった。仕事をしている母に、音読の宿題をしたのが懐かしい記憶だ。
母は結婚を機に専業主婦になった。
自分で子どもたちを育てたいとの想いから、働きには出なかった。そのおかげで、母のいる家に帰れてホッとできたのだけど。
それでも、父の稼ぎだけでは心許なくて母も家でできる仕事をしていた。
たまに、内職を手伝って少しでも早く仕事を終わらせてあげようとしたこともある。
会社に行ってて長時間不在の父より、家で仕事をする母を見ることが圧倒的に多い。
だから、
と、心配していたことを覚えている。
そんなことを思い出したのは、娘から似たような言葉をかけられたからだ。
ライティングの〆切に追われているときは、夕食後から子どもたちが寝るまで一心不乱にパソコンに向かっていたこともあった。
それを見た感想だろうか。
6歳の娘の中に、優しさが育まれていると思うと、なんだか嬉しくて泣けてきたもんだ。
在宅で働くのも悪くない。
先日もこんな話をした。
8月の誕生日に何がほしいか聞いたときのこと。
と、答えた。
ママがパソコンの前で作業しているのが羨ましいのか、たびたびキーボードを触りたがった。
しまいにはパパに相談して、iPadに折り畳み式のキーボードを取り付けてもらい、自分なりに打ち込み始めた娘。
ローマ字表も渡すと、自分なりに文章を打つから驚いた。
子どものやりたい意欲は凄まじい。
結局、iPadよりパソコンがほしくなったのも自然な流れだろう。私としてはウェルカムだ。
パソコンへの憧れは、ママの姿だけで育まれたわけではない。夫の姿もある。普段は残業せずに帰ってくれる夫だが、深夜や早朝に残業してることがある。
パパもママもパソコンで仕事をしているから、娘も触発されたのだろう。
働きに出ていたら、親が働くところは見られない。けれどもわが家は、子どもが自分の目で見られる環境にある。
実際に働く姿を見せることで、
働くことの楽しさ
苦悩
大変さ
やりがい
いろんな感情を隠さずに見せられる。
働くことは尊いけど神格化しすぎず、あるがままを見せて、自分で自由に感じてもらえればと考えている。
さぁ、ママもますます楽しんで働いていくよ!
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