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副産物が意外と大切だったりする

今日は、10年以上仲良くしているセラピストさんのお店にお邪魔した。

訪問は昨年の夏以来、7か月ぶり。
訪問した理由は体の不調を改善したかったから。

3月にぎっくり腰ならぬ、ぎっくり背中をしてしまった
ドライアイが加速している
むくみがひどい
呼吸が浅い

多数の症状を抱えていたので、体をメンテナンスしに行ったわけだ。

しかし、入店と同時にかけられた言葉が、

「どうしたの?疲れているんじゃない?」

ビックリして、話していたら涙が止まらなくなった。

実は、この数日いろんなことがあり、心身ともに疲弊していた。
車内でこらえきれず、1人で涙を流してからバレないように入店したけど、お姉さんは見逃さなかった。

ひと段落するまで、近況報告。
お姉さんは時に相槌したり、返答したりして気持ちよく話を聞いてくれた。

落ち着いたところで、施術ルームに案内される。
コースはオイルマッサージ90分。

お姉さんに言われたとおり、衣服をすべて脱ぎ紙パンツを装着。
すでに温められたベッドに入り、施術がスタートした。

  • 足首

  • 股関節

  • 鎖骨

  • 側頭部

とにかく硬い箇所が満載で、お姉さんの手技に癒されていく。
ベッドの温かさと、オイルの香りも相まって、ずいぶんとリラックスできた。

お姉さんはセラピスト歴、20年以上。
腕が一流であるのも魅力だが、それ以上に通い続ける理由は何でも話せる相手だからだ。
フィーリングが一致しているし、過去を共有している。

公務員として奮闘していたときも、夫と付き合っていたときもずっと見てくれた。出産も、海外移住も、退職も、引っ越しも、転職もぜんぶ。

だからこそ、安心してなんでも話せる。
さらに共通しているのは、思考を深掘り言語化を試みるところ。
そして、マシンガントークも(笑)

興味の範囲や、人への接し方、仕事に対する想いが似ているから、素直になんでも話し合える。内容は近況から、未来について。
不思議と今の興味も重なる。お互いに驚きながら、時間を埋めるように想いを言葉に紡いでいく。

私は施術しに行ったけど、実は話したくてお邪魔した。

副次的なことが、実は大切であることは往々にしてあるもんだ。


他にもこんなことがある。

たとえば、私は図書館や本屋に行くのが好きだ。それは本が好きでたまらないから。新しい本との出会いを想像すると、ワクワクするのだ。

しかしながら、他にも大きな理由がある。

大きな声では言いづらいが、本屋や図書館に行くとなぜか便秘が解消されるのだ。

じっと立つから?
集中しているから?
独特の紙の匂いのおかげ?

理由は定かではないけれどスッキリできる。
この感覚を味わいたくて、実は本がある場所に通っているのだ。

夫に「便秘なんだよね~」

と言うと、

「本屋に行ってきたら?」


と、言われるほど夫婦間で浸透している(笑)

このため、本がある場所が欠かせない。

「マッサージを受ける」「本を選ぶ」というメインより、意外とサブの出来事が本命だったりする。

「話をしたい」「快便したい」という本質的な欲求を満たして、自分の風通しをよくしたい想いが根底にある。

そうすることで自分がご機嫌になり、笑顔が増えるから。自分が笑うと家族も喜ぶし、さらに自分も嬉しくなるから。

なんでも自分で解決しなければと肩肘はらず、人や場所に頼るのも時には必要だと実感した。

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